阪急MEN’S TOKYOはシーズンの変わり目ごとにナイトイベントを開催して、おしゃれ情報やトレンドテーマを発信しています。12月7日(金)の夜の“AUTUMN NIGHT”では、映画『007 スカイフォール』とタイアップし、スペシャルな「007ナイト」が催されました。多彩なお酒や音楽とともに盛り上がった一夜限りのパーティで全館が007色に染まりました。

 

そんな阪急メンズ東京とプランタン銀座が「合コン付きコラボ福袋」を販売するというニュースがありました。日本ならではスタイルである、中身が見えない福袋には、新年の夢や希望を詰め込んだという縁起物の意味合いがあります。ただ、「必要ないものは買わない」という人が増えるなか、「時代錯誤」という声もあれば、「昭和」の残り香が漂う風物詩でもあります。

 

毎年、福袋を求める大行列ができることで有名なのが、ファッションビルの「渋谷109」。値段の割に品数は多いが、好みではない品をつかまされるリスクも伴う「福袋」。自分にとって不要な「ハズレ」が入っていた場合、残りの品に相当程度の「当たり」がない限り、コストパフォーマンスは落ちます。好みのうるさい人はストライクゾーンが狭いのだから、ハズレばっかりになるおそれすらあり、見た瞬間にがっかりというケースも起こりうるのです。

 

では、なぜ109にガールズが押し寄せるのか。それは、袋を開けた後で交換できるからです。つまり、中に何が入っていてもいいわけです。109の周りには開店後すぐに「白のワンピいりませんか?」「赤のコートありま~す」といった、物々交換を呼び掛ける姿が見られるようになります。自分が欲しい物はもらっておき、残りの不要品は交換相手を探して、好みに近い品を手に入れるというわけ。近頃は現場での対面以外にSNSを使った交換も始まっています。

 

つまり、こういった交換ネットワークを駆使できる人にとっては、福袋は最初の中身以上の価値を持つ可能性があります。袋を開けて仲間と見比べ合ったり、一緒に交換相手を探したりといったプロセスも楽しみに含まれます。でも、そういう交換手法や仲間を持たない個人にとってはハズレを挽回する余地がない分、福袋はリスキーな買い物となる可能性があるわけです。

 

阪急メンズ東京とプランタン銀座が企画した今回の「合コン付きコラボ福袋」は、「街コンやデートに着ていくトレンドファッション」がテーマ。プランタン銀座からは女性向け福袋が、阪急メンズ東京からは男性向け福袋が登場するそうです。福袋の中には、ファッションアイテムだけでなく、両店内のカフェを会場にした「デパコン」イベント参加券が入っていて、男女で合コンに参加できる仕組み。参加者は2店を自由に行き来できるようになっています。

 

出会いを求める人にとっては、この福袋の中にたとえ気に入ったものが1つも入っていなかったとしてもイベントに参加できるのだからという納得の仕方もあるでしょう。福袋の中のアイテムを身につけてイベントに参加すれば、話のネタにもなりそう。つまり、商品以外の「サムシング」が入った福袋と見ることもできるわけです。

 

着こなしに自信があり、どんなアイテムでもうまく自分スタイルに落とし込めるという人であれば、ハズレ率が下がるわけだから、福袋の価値は上がります。さらに、普段は着ない服との偶然との出会いを期待するという、年に1度の冒険の機会となるかも知れません。そう考えれば、「モノ」ではなく、「コト」や「体験」を重んじるという今の消費の流れを、意外にも福袋は昔から先取りしていたと見てもよさそうです。

 

阪急メンズ東京
http://www.hankyu-dept.co.jp/mens-tokyo/

プランタン銀座
http://www.printemps-ginza.co.jp/

渋谷109
http://www.shibuya109.jp/