ちょうど時期を同じくして、中央銀行に関する話題が二つ。

 

一つは、先日のブログにも書きましたが、安倍自民党総裁の「超金融緩和」の話題。3%インフレを実現するために、無制限な金融緩和を行い、建設国債は日銀に買い取らせると宣言しました。市場はそれを好意的に受け止めましたが、今の野田首相も日銀幹部もそれは日銀の独立性をおびやかすと防衛に出ました。国の信用にかかわると批判する専門家もいます。すると、安倍さんは日銀法を改正してでも行うと抵抗を示しています。

 

場所は替わって、イングランドでのお話。英国の中央銀行であるイングランド銀行の次期総裁にカナダ人のカーニー氏が起用されることが決定しました。イングランド銀行の改革を推進するために、わざわざ外国人を採用したのですが、これって本当に驚きです!!!いくら言語が同じ英語だとはいえ、一国の中央銀行のトップを外人に抜擢するとは、日産自動車の社長にフランス人のカルロス・ゴーンさんが就任したことの100倍ほどのインパクトです。

 

デフレ対策に思い切った手を打たないままに、伝統的な金融政策だけで「やれることはすべてやっている」と胸を張る日銀さん。それに対して政治的な圧力をかけるとすかさず非難されるこの保守的な国。あきらかに成功よりも失敗を怖れているんですよね。いっそ、外人さんに日銀総裁を依頼したらどうなんだと思う私は、きっと売国奴と呼ばれるのでしょう(笑)。

 

しかし、サッカー日本代表をイタリア人が率い、プロ野球チームをアメリカ人が統率するように、海外の辣腕な金融政策マンを日本銀行のトップに招へいするくらいの覚悟が必要ではないでしょうか?今までの歴史を見ると、日本でそんなことが実現するとしたら、財政が破たんして、IMFに救済を求め、助けてもらう見返りに開国を迫られるときだろうな・・・それって、日本のいつか来た道?

 

完全に世界から取り残されています。