どうも・・FPラパンです。
最近のコンビニってほんと便利・・・「あれも、これも」のスーパーマンもいいけど、キホン「ほどほど」がいんじゃないかと思うわたし・・・。
今日も、こんな記事につぶやいてしまいます。
■コンビニの「充実っぷり」に脅威すら感じる~!?
コンビニは本来「期待」というものをしてはいけない所。以前はあるだけで十分だった品も、種類を増やすという進化にまできましたか。そう、コンビニでもお酒の種類を選べるようになってきたようです。
わたしたち消費者にとって、便利になるのはうれしいのだけど、なんだか素直に喜べないこの気持ちは何なんでしょう。
セブン―イレブン・ジャパンは今春、ビールやワイン、焼酎など酒類の品数を昨春と比べて、平均で5割増やした。年内には全店舗の54%にあたる約8000店を対象に、冷蔵ケース内の酒類スペースを1・5倍に拡大する。ローソンやファミリーマートも今秋、酒類の品数を従来よりも2~4割程度増やした。
(2012・11・24 読売新聞より)
■コンビニに「ガマン」ってつきものじゃなかったっけ?
ちょっと前までは、コンビニと言えば「ちょっとのガマン」を強いて買い物する所だったと気がします。目当ての店まで行くのは面倒とか、時間外の早朝夜中だという時の保険的な店で、少々値が高いことや選択の余地がない事は、なんとなく自分の中で承知していたものです。
ところが、コンビニの充実化とともに、使い方も応急的なものから、日常的なものに。
そうなると消費者の「ガマン」という謙虚な気持ちもどこへやら、「〇〇のビールが欲しい」「△△くらい置いといてくれないとね~」どんどん要求の心が増長するから、人って恐ろしい・・・。「生き残り」という言葉に脅されてなのか、そんな欲望に素直に答えてくれるコンビニに少々脅威を感じてしまいます。
なぜって、その進化=「個人商店のおばちゃんいじめ」に思えてしまうからです。
■「なぜにあの○○屋は潰れないのか?」という神話
たまに思い出したようにTVなどで盛り上がってるこの話題。
あの「はんこ屋」が潰れないのは、役所に大量の印鑑を納入してるからだとか、あの「洋品店」が潰れないのは、地元中学の体操服を独占してるからだとか・・。あげくの果てに、あの店の店主は喰うに困らない不動産をたくさん持ってる・・など、聞けば納得の神話ばかり。
しか~し、世の大半の個人商店は、こんなおいしい商売にありつけてるとは思えないのです。う~ん、やっぱ、こんな風に、確実にフェイドアウトしていますって。
【攻撃第一波】「大型店キック!」
「あちらさんは、いっぺんに欲しいもんが揃うでね~。うちらの店ては太刀打ち出来んわ。」という八百屋のおばちゃんのちょっとさびしそうな目を見てから数年・・・わたしが子どもたちを連れて気軽に行けたこのお店はあっけなく撤収・・。
【攻撃第二波】「コンビニ光線~!」
「こんだけ近くにコンビニ作られちゃ、やってけんわ~」とぼやくおじちゃんの寂しい背中を見て数か月・・・ちょっとマニアな品ぞろえで便利だった店も気づくと別の店に・・・。
「近所で歩いて行ける」「ちょっと変な恰好のまま行っても大丈夫」が唯一残された売りだった個人商店も、コンビニにその座を奪われるとは・・・。
ああ、なんとも心に寒風が吹きすさびます。
■値段と便利さだけじゃ、さびしすぎる
それは、それはFP的な視点から申せば、「同じものなら、ちょっとでも安いもの買いましょう」とか「時間節約も節約につながりますから」なんてアドバイスしなけりゃいけないのかもですが、どうもそこを割り切れない所がわたしのいけない所です。
「おばちゃん、今日は寒いね~」をいう会話でほっこりし、「これサービスしとくよ~」と、もらうおまけにワクワク。
仮に隣のコンビニで100円で買えるものを、120円で買ったとしても、こっちのがお得って思ってしまうのです。
要はこんなやりとりに付加価値を感じるかどうかで、選ぶ店や払えるおかねって変わってきます。
■応援しよう。週に一度は個人商店へGO~!
「コンビニの侵略に泣くおばちゃんを救おう」なんて大それた発想ではありません。自分がほっとするためだけでいいんです。そんな意味で「○○屋」はおすすめ。
会社で仕事の話ばかり、独り暮らしで朝から誰とも話してない、こんなことって意外とありませんか?そういう時、行きつけの個人商店での買い物はうってつけ。
「どう、最近?」「明日は雨かね~」こんな何気なやりとりは、払ったおかね以上の何かをくれます。
そうです!みんなが、モノの価値を値段だけで判断しないようになれば、「個人商店の逆襲」が始まること間違いなし!だって、いいところいっぱいですから。
さあ、明日は、近所の肉屋さんに行ってこよっと!
おばちゃん、待っててね。
(あれ?おまけを期待?!)