オンラインとオフラインの架け橋、O2O(オンライン・トゥ・オフライン)が注目されています。
O2Oで成功している企業はどのような施策を試みているのでしょうか。シダックスの事例から
飲食店のO2O施策について読み取りたいと思います。

◆シダックス ”時限クーポン”で2次会需要を刈り取る。

  

「こちらが来てほしい時間に、特定の店舗への来店を促すことは、紙のクーポンでは難しい。スマホを使えば、これらの難点を解消できる」。こう語るのは、カラオケチェーン大手シダックスの水野博之エスアイテックス事業本部長だ。(ITPRO引用)

 

カラオケチェーン大手のシダックスは飲み会が終わる時間帯(18時から24時)にセグメントをかけたクーポン配信を実施し、スマホのGPS機能を利用して近隣の店舗を表示させるアプリで収益増を実現しているんだそうです。

 

○優良顧客の囲い込みで売り上げ増
1次会から2次会のカラオケへ、というパターンは顧客単価が高くなる傾向にあるそうです。
昼間の時間帯と比較して、アルコールの注文率が高くなる事やまとまった顧客数を確保できる事がその要因だと思われます。なので、シダックス側の視点では2次会利用の顧客はいわゆる優良顧客の分類になるのでしょう。ITPROの取材ではスマホアプリを活用する事でシダックス
には月間1,000万円もの売り上げ増の効果があるというので侮れません。

 

○継続的な効果も見込める
スマホアプリを活用した、時限クーポンの様な事例は継続的な効果も見込めると思います。
一度、スマホアプリで時限クーポンを活用して、店舗利用をしたユーザがリピートする事が見込めるからです。

 

スマホアプリによるO2Oの先駆けと言えばマクドナルドです。マクドナルドのスマホクーポンのアプリは毎月50万人(2012年8月末データ)のユーザ増を実現しているそうです。スマートフォンの伸び率と比例して伸びているようです。

マクドナルドのスマホクーポンを利用している方ならわかると思うのですが、ランチをどうしようか迷ったときに、スマホのホーム画面にマクドナルドのロゴが目に入るとついついお得なクーポンが無いかチェックしてしまいます。

 

ユーザのスマホ画面に自社のクーポンが常にあるだけで、ユーザが自社サービスを思い起こすきっかけになるのです。

 

そして、お得なクーポンがあり、そのメニューがおいしそうだと思えば利用します。
一度、クーポンを利用してランチを食べている経験が行動を喚起させます。

 

マクドナルドのクーポンとどうようで、シダックスのアプリも一度利用して、スマホの画面に登録してもらえれば、上記のように、自社サービスを思い出すきっかけ、行動喚起へと繋がる可能性を秘めています。一度、利用をしているユーザが再度リピートする時の垣根は新規で利用する時よりも低くなる傾向があります。

 

そして、その経験がユーザにとってメリットの高いものだとしたら、継続的に自社サービスへの消費行動へと誘導する太い導線となりうるのです。