こんにちは、石川です。
皆さんは、お車を所有しているでしょうか?
この質問、私が住んでいる高知県のような田舎では、かつては、成人男女のほとんどが「YES」でした。
ところがこの高知でも「自動車を持たない」若者が増えてきています。
その主な理由は「維持費が高い」だそうです。
この意見、わからないこともないのですが、公共交通機関の利便性が著しく劣る高知のような田舎の場合でもありえるんだろうか?と疑問に思っていましたが、知り合いのお子さんの考え方を聞いたり、自動車学校の生徒が減少している事実をみても、「ありえる話」だと納得しました。
自動車は、「いつかはクラウン」という言葉に代表されるように、かつてステータスを象徴するものでもありました。
はじめは軽四、次は1500CCの車、そして2000CCのセダン、と自分の収入が上がるにつれ、車のランクもUPしていくということが当たり前の価値観だった気がします。
そうです、車は「資産性」があるモノだったのです。
ところが、「VWが新興国向けに50万円前後の低価格車を発表」、「軽四のシェアが増え続けている」という記事からわかるように、「価格を下げても商品として十分に成り立つ」ということが普通になりつつあります。
これは、車というモノに期待することが多様化し、資産性を求める人よりも、生活のための道具であれば良い、という合理的な考え方によるものかと思います。
かつてユニクロの価格破壊が話題になりました。
しかし、今ではユニクロの商品価格に特別な驚きを持つことはありません。
むしろ、それこそが「標準化」したともいえます。
ということは、今、自動車が低価格化していることも、10年経つと、「ごく普通のこと」になるかもしれません。
そうなると、次に「低価格化」が行われるものは何でしょうか?
古い常識を思い切って変えていく、という効果が「低価格化」にあるのならば、あなたならば、どんなモノやサービスがそうなって欲しいでしょうか?
ではまたお会いしましょう!