そろそろお歳暮の季節です。
お歳暮は、日頃お世話になっている人や取引先に、1年の感謝の気持ちをお伝えするために贈るものです。

 

私の実家は小さな会社を営んでいたため、景気が良かった頃はたくさんのお歳暮ギフトが届けられたことを思い出します。
それこそ、お正月を迎えるための鮭がまるごと一匹届いたり(!)、お菓子やジュース、石鹸などが山のようになっていたと記憶しています。

 

バブルがはじけ景気が悪くなってくると、お歳暮はだいぶ減ってきましたね。
社会の風潮でしょうか。

金品のやり取りを禁止する企業も増えて来て、「お歳暮は受け取れない」という会社もあります。
また、上司と部下の間でも、お歳暮を贈ることは少ないのではないでしょうか。

 

そうは言っても、まだまだお歳暮を贈る文化は消えてはいませんよ。
ビジネスマナーとしてポイントを抑えて覚えておいて損はありません。

・・・と考えていたら、おもしろいニュースを発見しました!

 

両口屋是清の「ささらがた」

1634年創業の両口屋是清(名古屋市)が11月に発売した「ささらがた」は、小豆のおいしさが感じられる食べきりサイズのお菓子だ。

大納言・抹茶・栗・白小豆・紅つぶ・黒糖の6種があり、どれも幾重にも素材の層を重ねた、カラフルな見た目で、工程のほとんどを職人が手作業で行っているという。

このうち、「大納言」は餡村雨と呼ばれる、こし餡に米粉などを混ぜて網でこしてから蒸してできたそぼろ種で、大納言小豆の粒餡を挟んでいる。

また、「紅つぶ」は白小豆の粒をふんだんに使っている。
アルミの包装を開けると、お菓子を紙のトレーが包み込む形になっていて、手を汚さずに食べられる。

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両口屋是清のHPには、こんな風に書いてあります。

ライフスタイルの変化からでしょうか。
お客様から小さいサイズの「おいしい和菓子」を、というお声を良く聞くようになりました。
確かに、単に切り分けて小さくしたり小さな袋に詰めるだけ、という和菓子はこれまでもありましたが、どこかに物足らなさを感じていました。

日保ち30日

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昨今のビジネスシーンを象徴するような文言であり、まさに「今」抑えるべきお歳暮のビジネスマナーが3つも詰まっています。
ひとつずつ見てみましょう。

 


 

まずは1つめ。

現代のビジネスシーンでは、手みやげには小さく切り分けられた個包装のものを選ぶと喜ばれる風潮があります。

なぜか?

 

それは女性の働き方が変わってきたからです。

最近のOLさんは、契約社員や派遣社員のような非正規社員が非常に多いです。
景気が良かった頃は、正社員のお茶くみOLのような人がいたようですが、今、このような社内アシスタント的な仕事は非正規社員に任されています。

 

もちろん、正社員のOLさんもいますが、人員削減により沢山の仕事を抱え込んでいる人が少なくありません。

非正規社員の人たちは、働く内容が契約によって決まっています。
労働契約では、お茶くみを禁止しているケースも多いです。
そのため、いただいたお歳暮を切り分けて、お皿に盛り付け、職場に配る、というような作業も禁止されていることがあります。

 

つまり、お歳暮を配る人は2通り。
その業務を禁止された人か、大変に忙しい人、というわけです。
となると、ささっと配れるものが最も都合が良いわけです。

(そもそも、「お茶くみが女性の仕事」という風潮も、男女雇用機会均等法からしたらNGなのでしょうし、今後、このような認識はさらに変わって行くのではないかと思います。)

 


 

2つめは、日持ちするということです。
この「ささらがた」は、賞味期限が30日もあります。

 

お歳暮のように、同時期にいろいろな贈答品が届く場合、全部出揃ってから、各部署に配布するという企業も少なくありません。
また、出張中や休暇中の人がいる可能性もあります。

もともとお歳暮は、お正月を迎えるために必要なものを贈るという年中行事が発端ですから、年を越せるくらいの賞味期限が設定されているものの方がベターです。

であれば、できるだけ賞味期限が長いものを選んだ方が良いわけです。

 


 

3つめは見ための華やかさです。

せっかく身銭を切って贈答品を贈るのであれば、できるだけ記憶に残るものを選びたいところです。

 

お歳暮は、同時期に複数の企業からたくさんのものが届けられます。
したがって、「お歳暮ライバル」が多いのも事実。
ライバルに差をつけるには、記憶に残ることが重要ですよね。

 

といっても、とんちんかんなものを選んで、「え?これ、どこの会社から来たの・・・?(苦笑)」のような、マイナスの印象は残す必要はありません。
あくまでもプラスの印象を残すのです。

 

「わあ、きれい!」「まあ、可愛い!」
パッと見て華やかなものは、それだけでテンションが上がります。
テンションが上がる時は、「日常の小さな感動」に遭遇している時です。
日常の小さな感動は、良い印象として記憶に刻まれるのです。

 

というわけで、ビジネスシーンでのお歳暮選びで抑えるべき3ヶ条。
●切り分けなくても良いものを選ぶ
●日持ちするものを選ぶ
●見ための華やかなものを選ぶ