最近テレビをみていると、携帯ゲームのCMが異常に多い気がします。

 

ボクは高校生までハードゲーマーだったんですが、それ以来さっぱりで、携帯ゲームはやった事がありません(汗)

きっと、やり始めたらハマっちゃうんでしょうね(笑)

街に出ると、携帯ゲームや”ニンテンドーDS”をやりながら歩いている子供をみて、「前を見ないで危ないな〜(汗)」なんて思います。・・・年取ったのかな(笑)

 

携帯電話を使いながら車を運転すると捕まるのに、ゲームをしながら前を見ずに歩いたり、音楽をガンガンに聴きながら自転車を運転するのは、警察に注意されないんですかね?(汗)

車の運転手からすると、そういう歩行者や自転車は危ないので、車みたいに罰金をとるとか、相手が子供だったら注意を促すために、「デコピン一発の刑」とかにしてほしいです(笑)

 

もしかすると、こういう「5感を奪いながらの行為」に敏感に反応しちゃうのは、職業柄かもしれません。

実は麻酔をかけている最中に、「五感を使えっ!!」ってドラゴンボールの修行みたいなことを教える指導医もいるんです(笑)

 

どういう事かというと・・・

「麻酔をかける」ということは、手術中の意識や痛みを取り去り、「全身管理をする」という事です。

患者さんが安全な状態を保てるように、常に患者さんの身の回りの環境や、血圧・脈拍・体温などに気を配っているんですね〜。

その際、手術中に「5感を使って」安全を守っているんです(笑)

 

「視覚」を使ってモニターを監視し、患者さんに接続しているチューブ類にトラブルがないか、体に器具があたっていないか、術野で出血が増えてないか、輸液が無くなってないか、尿量は確保できているか・・・などを確認し、「聴覚」を使って、レスピレーターやモニターの発する警告音や音色の変化に気を配り、術野で吸引する音が増えてきたら「出血してるんじゃないか」と疑ってみたり、「触覚」を使って、露出している部分の体温が下がっていないか、点滴の刺入部が腫れてないか確認したり、「嗅覚」を使って・・・う〜んと、嗅覚はあんまり使わないかな・・・(笑)「味覚」を使って・・・って、味覚もあんまり使わないかな・・・(汗)

・・・とまあ、とにかく3感(笑)から5感を集中して仕事をしているわけです。

 

「今時モニターが発達しているんだから、しっかり視覚を使っていればいいんじゃない?」と思うかもしれませんが、麻酔科って、もともと5感を使って仕事をしたいタイプなんです(笑)

例えば、今では普通〜に使われている、上腕にカフを巻くタイプの血圧計ですが、あれが導入され始めた1900年頃も、麻酔を担当する医師たちの中には、「医者の感覚や鋭い知覚などが鈍くなって、臨床精度が低下する」と批判する人もいたそうです。

 

当時の麻酔中のモニターは完全に「麻酔科医自身」だったんですね〜。

脈を触れて血圧・脈拍・体温を感じ、血液の色をみて酸素が足りないなどの判断をしてたんです。

もちろん、現在では精度の高いモニターがたくさん開発され、安全性は向上していますが、患者さんを守るための「麻酔科医の本能」として、5感を大事にする習性があると思ってください(笑)

 

こんな風に、普段から5感を大切にしている仕事をしているので、ゲームをしながら歩いていたり、音楽をガンガン聴きながら自転車に乗っている人のをみると・・・

人一倍気になっちゃうのかもしれません。

 

5感を使え!!5感を〜!