皆さん、下の表を見てください。これは、高校・大学を出て新卒で就職した若者のうち、3年以内に退職した者の業種別割合です。就職難の厳しい状況については、この間かなり詳細にお伝えしてきましたが、せっかく就職しても3年持たずに辞めてしまう若者が多いのです。

今春の最新のデータ(つまり2009年就職組)では、高卒で36%、大卒で29%が3年以内に退職しています。3人に1人が辞めてしまっているという信じ難い現状ですが、さらに驚くのは、その中で、起業や転職等、次の仕事が見つかってから辞めている者は半分に満たないということです。新卒ですら就職が厳しいわけですから、既卒はさらに厳しい状況なわけで、その若者たちは、今何をやっているのでしょうか?

 

さて、離職率のトップは何と!私たちの業界です。実に半分が3年以内に退職しています。これは、私の今までの肌感覚とほぼ一致します。塾業界では、1年ごとに2割ずつ辞めて行って、5年でほとんど残らないというのが定説になっています。

 

私も新卒でこの業界に入って(というより大学生の時から働いていました)、25年以上経ちましたが、業界では稀有な存在だと思います。とにかく、ずっと仕事が楽しかったし、生徒や保護者、そして周囲の上司や同僚・部下にとても恵まれたことも大きかったと思います。こんなに楽しいことをさせてもらっていて、給料をいただけて(今は払う立場ですが…(^_^;))、ご飯を食べられるなんて、なんて幸せなんだろうと今でも思っています。そういう意味では、今の若い連中は可哀想だなぁと思います。この仕事の醍醐味・本当の面白さが分かる前に辞めていってしまうのですから…

 

では、なぜ塾業界はこれだけ退職率が高いのでしょうか?

「なぜ塾業界は早期離職者が多いのか?」に続く…