17日に公開された劇場版アニメ「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q」(224スクリーン)の公開2日間の興行収入が約11億3100万円となり、今年 公開された映画のオープニング記録で首位に立ったそうです。これまでは7月13日に公開された「BRAVE HEARTS 海猿」(450スクリーン)が公開3日間で記録した約11億1900万円が最高だったとのこと。公開直後から、「エヴァQの予告は何だったのか!?」といった感想がネット上で見られたように、ファンの期待(=予想を裏切ってこそのエヴァである。)を裏切らない作品のようです。

 

若い女性のユーザーが多いと思われるアメブロでは、「ブログネタ:「レイとアスカどっちが好き?」というアンケートを実施中。11月23日の時点で、回答数は1154。他のブログネタと比べても、回答数は多いものの、このアンケートをきっかけに、「エヴァQ」の感想を書いている方はほとんどいないようです。

 

作品を見るたびに謎に包まれたような感覚を味わい、作品の世界観やストーリーを理解しようと、何度も視聴する熱心なファンがいる一方で、作品そのものよりも、レイやアスカといったヒロインに共感を抱く人々が、ファン層の裾野の広がりを形成しているようです。前者の心をとらえているのは庵野秀明監督の才能で、後者はキャラクターの魅力ではないでしょうか。

 

作品そのものの宣伝は、「エヴァQ」よりも「海猿」の方が華やかでしたが、様々な企業がエヴァを起用したプロモーションを展開し、集客や増収といった結果を導き出しています。宣伝会議の「トッププロモーションズ販促会議」(2012年11月号)の表紙は、綾波レイ。巻頭40ページの「エヴァンゲリオン特集」で、様々な企業の事例が紹介されています。企業とのタイアップが成功したのは、見る側に想像力を働かせるような作品づくり、そして、キャラクターの魅力が要因ではないでしょうか。

 

私自身は、1995年、「エヴァンゲリオン」のテレビシリーズを見て、コミック版を大人買いした経験があります。初号期のパープルとグリーンのカラーリングが鮮烈で、パープルという色のイメージ、ヒロインのイメージカラーが変わっていくだろうと感じました。例えば、ヒーロー戦隊もののスーツの色と役割が変わってきましたし、ギャツビー(GATSBY)「ムービングラバー」のように、主に男性が使うプロダクトや日用品のカラーバリエーションに、エヴァを連想させるような色づかいが見られるようになってきました。私たちは、わかりやすさを求める一方で、わかりにくいものに心を惹かれるのかもしれません。

 

【参考】
ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q:12年のオープニング興収トップに 「海猿」上回る – MANTANWEB(まんたんウェブ).
【ネタバレ】『ヱヴァ:Q』の感想とか考察 -これは急ではない、Qである- : みんなのエヴァンゲリオン(ヱヴァ)ファン.
スーパー戦隊シリーズ(スーツの色と役割) – Wikipedia.
mandom|GATSBY ギャツビー 【オサレ星人・松田翔太 新CM公開中!】