今回は、PB(プライベートブランド)の価値と今後について書いてみたい。

 

最近、セブンイレブンに行くとPB(プライベートブランド)の多さに驚く。
殆ど、NB(ナショナルブランド。メーカー品)が無くなっているので違和感があるのだ。
それが、ビールにまで来たかという印象だ。
今までのコンビニは、NBを定価販売というのが常識だったが、
スーパーよりもセブンイレブンのPBのほうが安いという商品が沢山ある。

 

価格で、他のコンビニやファストフードと差別化しているのだ。

 

ただし、PB商品はNBをコピーした商品が殆ど。
NBの代替商品がPBだ。
私の好きな、桃屋の穂先メンマやわらぎとそっくりな商品があったりする。
そっくりすぎて笑ってしまう。桃屋は文句を言えないのだろう。
このように実際、PBは商品で新しい価値は提示できていない。
安さ優先なので、小売業者がPBでメーカーに商品開発しろというのは無理なのだ。

 

消費者から見たPBの価値は、価格の安さである。
今のところ、それしかない。
しかし、人は価格の安さに直ぐに慣れて当たり前になってしまう。
人間は自分勝手で自己中心的なのである。
価格のインパクトは直ぐに結果がでるから、セブンイレブンの同業他社も
同じようにPBをやるしかなくなる。

 

そうなると、もっと値段を落とした商品をだすか、付加価値を付けて高価格帯の商品を出すという事になるだろう。

 

現在は、高価格帯のプライベートブランドを出すという雰囲気ではない。
だから小売りからメーカーへは、一層の低価格が要望されるとみる。
上記したようにPBは商品自体に新しい価値があるわけでなく、NBの代替商品だから、売上は伸びない。
安いからといって、多く食べたり使ったりはしないから。

 

そうなると、数量は今までと変わらないはずだから、NBよりも商品単価は低いので、売上高も粗利益も伸びないはずである。
特に、メーカーのサッポロにとっては不毛な戦いになるはずだ。
サッポロ本体のビールの価値も下げてしまい悪影響を及ぼすだろう。

 

近い将来には、高付加価値、高価格のPBも無いと小売りもメーカーも辛いはず。
今後は、安いPB、高いPB、独自のNBの3種類がコンビニの商品構成になると予想する。