厳しい就職活動は続いていますが、大企業を志向する大学生に中小企業の魅力がうまく伝わっていないことによるミスマッチも、原因のひとつではないか と言われています。 私自身は、キャリアプランについての専門ではありませんが、ファイナンシャル・プランナーとしてライフプラン専門に活動しています。  キャリアプランとライフプランについては、アプローチの方法は違うものの、考え方は非常に似ています。

 

また、仕事以外のところでNPO法人に所属し、10代の子どもたちや大学生スタッフと一緒に事業を行っていることもあり、若い世代の職業観や就職観 について知る機会にも恵まれています。 就職活動中の大学生にとって、最も近い社会人は父親であったり母親であったりすると思いますが、大学生にとっても 家族や親戚以外の大人と接する機会は少ないようで、私としても逆の立場から良い経験となっています。

 

私が就職活動をしたのは、今から30年前のことになりますが、当時、就職と言えば、会社に入って定年まで働き続けることでした。 今のように、転職 や起業が一般的な時代ではなかったので、一生働く会社を選ぶという意味では重い決断だったはずですが、それほど悲壮感もなく、どちらかというと楽観的だっ たということではいい時代だったのもしれません。

 

当時から、大企業に人気が集中する傾向はありましたが、それは今でも変わりません。 もちろん、給与水準や恵まれた福利厚生など、人気の原因はたく さんありますが、何よりも「安定している」ことや、「誰に聞かれても知っている会社」という意味での魅力も大きいのではないでしょうか。(最近は、大企業 の安定性も揺らいでいますが)