■「僕はあなたに従います」

 

「これから僕たちが人生の岐路に立った時、どうするかを決めるのは全部純さんです。僕はそれに従います。」

       ―NHK 朝の連続テレビ小説「純と愛」より

 

これは、フリーターの新郎が、「オトコマエ」という表現がぴったりの新婦(ホテルに就職)に向かって告げた言葉です(新婦役の女優さんのウエディングドレス姿は実にかわいらしかったことを申し添えておきます)。

 

現実にはありそうになく、でも「ひょっとしたらあるかもしれない」ことを描き出すのが小説やドラマですが、冒頭のようなセリフが受け入れられるくらいには、世の中は変化しているようです。

 

主に生計を支えるのは男性。共働きはもう珍しくはありませんが、賃金格差ゆえの「当てにされない感」は今でも無くなったわけではありません。

 

男女共同参画白書 平成23年度版より
男女間所定内給与格差の推移(男性の所定内給与=100)
http://www.gender.go.jp/whitepaper/h23/zentai/html/zuhyo/zuhyo01-02-15.html

 

■故ダイアナ元妃は、「夫に従う」という言葉を削除

 

もう31年も前のことになってしまいましたが、1981年、故ダイアナ元妃はチャールズ皇太子との結婚式で”obey”という言葉を使いませんでした。

「伝統的」であった、代々使われていた言葉をそのまま使わなかったのです。

異なる国のしかも王室での結婚式ではありますが、夫婦は共に歩むものという姿勢を示し、当時の女性たちに共感をもって迎えられました。

 

「共にあゆむ」から「男性が女性の意見を大いに尊重するようになる」ほど、世の中は変わってきたのです。

 

■「ひとりよりふたり」の可能性をひろげる

 

数字というものは、しばしば現実を突きつけるものです。婚活をする女性の心理として、「できるだけ高収入の男性」を望む気持ちは理解できます。

 

思うように収入が得られない男性というのは、「最初から対象外」なのかもしれません。

 

でも、お互いがお互いを必要とするのなら、それを前提に生活設計するのも「女子の力量」だと思います。もしかすると、男性の今後の収入はあなたの存在にかかっているかもしれません。

 

1たす1が2にも3にもなるのが結婚の醍醐味といってもいいでしょう。

 

女性の役割は「内助の功」に限りません。ガンガン働いてメインの稼ぎ手になってもいいですし、知識やアイディアを提供することで男性の思考を広げていくのもいいでしょう。

家計のお金について二人で意識を共有するための話し合いは、FPとして強くお勧めしたいことでもあります。ぜひ「お金の知識」を学ぶことで、お二人の人生の幅をのびやかに広げていってくださいね。

 

解禁になったボジョレーを、ともに味わってはいかが?

 

11月22日は「いい夫婦の日」です。