※6...水溶性ビタミンのうち、ビタミンB1、ビタミンB2、ナイアシン、パントテン酸、ビタミンB6、ビタミンB12、葉酸、ビオチンの8種の総称。水に溶けること(水溶性)と、炭水化物をエネルギーに変える手助けをするという2つの共通した働きがある。

 

※7...2009年6月1日施行の薬事法改正に伴い、厚生労働大臣が指定する医薬部外品。医薬部外品とは、薬事法に定められた、医薬品と化粧品の中間的な分類。人体に対する作用の緩やかなもので、機械器具でないもの。予防効果をうたったり、医薬品よりは緩和だが人体に何らかの改善効果をもたらすものが含まれる。

 

※8...第一類医薬品以外で、その副作用等により日常生活に支障を来す程度の健康被害が生ずるおそれがある医薬品。今日大半を占める一般用医薬品がこの第二類であり、薬剤師又は登録販売者が常駐する店舗のみで販売でき、極力購入者へ内容、成分、その他注意事項の簡明な説明が求められる(努力義務)。

 

※9...禁断症状。一般的に、薬物やアルコールなど体に影響のある物質を使用し続けていると、その物質が無ければ活動が著しく困難になる状態に陥り、摂取した薬物等が身体から分解・排出され体内から減ってきた際にイライラをはじめとした不快な症状が現れる。

 

※10...骨の形成速度よりも吸収速度が高いことで、骨に小さな穴が多発してスカスカになる症状。骨の変形により背中が曲がったり、骨が痛んだり、小さな衝撃でも骨折する原因となる。骨粗しょう症による骨折から要介護状態になる人も少なくなく、特に寝たきりにつながるとその後の寿命にも影響すると言われている。

 

※11...アルコールなど依存性薬物の中には、連用することによってその薬物が効きにくくなるものがあり、これを薬物に対する耐性の形成と呼ぶ。薬物が効きにくくなるたびに使用量が増えていくことが多く、最初は少量であったものが最後には致死量に近い量を摂取するようになることも少なくない。

 

※12...エストロゲンと似ている生理作用を持つ物質。エストロゲンはステロイドホルモンの一種で、一般に卵胞ホルモンまたは女性ホルモンとも呼ばれ、乳腺細胞の増殖促進、卵巣排卵制御、脂質代謝制御、インスリン作用、血液凝固作用、中枢神経(意識)女性化、皮膚薄化、LDLの減少とVLDL・HDLの増加による動脈硬化抑制、などの働きが知られる。またエストロゲンには骨芽細胞の活動を高める作用があるため、閉経によって骨粗鬆症へと進みやすい。

 

※13...生体内で脂質を燃焼してエネルギーを産生するにあたり、脂肪酸を燃焼の場であるミトコンドリア内部に運搬する必須の役割を担う物質。体内には約20gのカルニチンが、ほとんど筋肉細胞に存在する。1日のカルニチン生合成推定量は10~20mgであり、大部分は肉食により補給されるが、現在ではサプリメントや機能性食品分野に多く使用され販売されている。

 

■大西睦子の健康論文ピックアップ28

大西睦子ハーバード大学リサーチフェロー。医学博士。東京女子医科大学卒業。国立がんセンター、東京大学を経て2007年4月からボストンにて研究に従事。