■ガラナ

南米の植物で「ブラジルのココア」としても知られるガラナには、カフェインの一種であるguaranineと呼ばれる物質が含まれています。ですからガラナ1gはカフェイン40mgに相当するのですが、栄養ドリンクのカフェイン含有量の表示には通常ガラナが考慮されていませんから、ガラナ入りの栄養ドリンクにはより多いカフェインが含まれていると認識しなければなりません。

 

■糖

ほとんどの栄養ドリンクには、100ml当たり8.8~14.2gの、ショ糖、ブドウ糖、または異性化糖※5などの糖が含まれています。成人を対照とした複数の研究で、カフェインとブドウ糖を組み合わせると、相乗的に運動と認知能力を高めることができることが示されています。ただ、栄養ドリンクを飲み過ぎると糖分の摂取が増え、虫歯や肥満の原因となります。

 

■タウリン

タウリンは、栄養ドリンクの中で最も一般的な成分の一つです。私たちの体は、他のアミノ酸から独自にタウリンを合成することができます。また、タウリンは肉、魚介類、牛乳中に存在し、私たちの健康に有益な効果がされています。

 

ただし、タウリンの効果のほとんどは、タウリン単独ではなく、カフェインや他の物質と混合されて発揮します。栄養ドリンクの定期的な摂取によって消費されるタウリンの量は、普通の食事から摂取するタウリンの量(1日あたり40~400mg)を超えますが、タウリンの過剰な摂取による害は限られています。

 

タウリンはアルコールの悪い影響を抑えることが示唆されていますが、それよって、アルコールの消費を助長しかねません。

 

■朝鮮人参

朝鮮人参は、運動パフォーマンスの向上、免疫系の刺激や気分の向上に効果があると言われていますが、不眠症、動悸、頻脈、高血圧、むくみ、頭痛、めまい、躁病あるいはエストロゲン※12様作用などの有害性も報告されています。

 

ただ、多くの栄養ドリンクには、治療用量(100〜200 mg /日)ほどには朝鮮人参は含まれておらず、最低治療用量を得るためには、栄養ドリンクを2から4本摂取しなければなりません。