■カフェイン

カフェイン含有量が明記されていても、多くの場合が正確ではありません。FDAは、コーラなどの飲料に含まれるカフェインの量を規制していますが、カフェインそのものは一般的に安全と認める物質となっています。

 

最もよく売れている栄養ドリンクには、1缶当たり154~280mgのカフェインが含まれています。これは、コーヒー1杯(80~120mg)や紅茶1杯(50mg)、または360mlのコーラ(米国では法律の定めるところにより65mgまで)よりもはるかに多い量です。

 

毎日のカフェイン摂取推量は特に示されていませんが、米国栄養士協会(American Dietetic Association)は、子供や出産可能年齢の女性は、一日あたりカフェイン摂取量は300 mgを超えるべきではないとしています。

 

カフェインの使用や離脱※9により、神経過敏、不安、精神錯乱、手足の震え、骨粗しょう症※10、消化器系の問題、吐き気、不眠、眠気、頻尿、頭痛、動悸、不整脈、および高血圧など、さまざまな健康への影響が懸念されています。禁断症状※9は、一日あたりわずか145 mgから120mgを2週間飲んだ学齢期の子供たちに報告されています。

 

カフェインの過剰使用によって生じる心血管系への影響は、アスリートの死亡原因にもなっています。カフェインの値が高い場合、十分な水分補給がないと、カフェインの利尿効果により脱水症状を誘発します。カフェインは2004年、世界アンチ•ドーピング機構(World Anti-Doping Agency:WADA)によって使用禁止物質のリストから削除されましたが、現在、その禁止が再考されています。

 

ある研究では、米国における高校生の95%が、カフェインを摂取していることが明らかになりました。そのほとんどは炭酸飲料から摂取されています。カフェインを使用している若者は、使用していない若者よりも、日々の不安が悪化していることが報告されています。

 

また、アルコールを繰り返し飲んでいると効果が減少して酔いにくくなり、やがて耐性※11につながるのと同様に、カフェインにも耐性があります。アルコールとカフェインを一緒に使用すると、カフェイン単独あるいはアルコール単独より、さらに耐性を強めます。アルコール入りの栄養ドリンクや、栄養ドリンクとアルコールを混ぜたカクテルは、思春期の健康に害を及ぼし、乱用の危険にもなります。