市場調査では、米国の10代の若者において、2003~2008年に栄養ドリンク消費量が16%増加しています。10代の若者のうち35%は定期的に栄養ドリンクを飲んでいます(栄養ドリンクのメーカーは様々なスポーツチームのスポンサーにもなっており、消費者は男子学生が多いようです。

 

最近はさらに、女性などをダーゲットに新しい戦略が考えられています)。栄養ドリンクを飲む理由としては、「睡眠が不十分」「エネルギーが必要」そして「アルコールと混合したいため」という答えでした。

 

これまで10代の若者のアルコールの危険性はよく医学文献に報告されていますが、かたや栄養ドリンクに関しては議論中です。このほど、栄養ドリンクの若者に及ぼす利点とリスクが、レビューとして雑誌『Pediatrics』に報告されましたのでご紹介させていただきます。
KwabenaL. Blankson, Amy M. Thompson, Dale M. Ahrendt and Vijayalakshmy Patrick
Energy Drinks : What Teenagers (and Their Doctors) Should Know
2013;34;55 Pediatrics in Review
DOI:10.1542/pir.34-2-55

 

調査によると、ほとんどの栄養ドリンクには、カフェイン※1、ガラナ※2、タウリン※3、朝鮮人参※4、糖類※5、ビタミンB群※6など基本的な、同じような成分が含まれています。

 

米国では、人気の栄養ドリンクの多くには、カフェインやその他の成分の量が記載されていません。(日本では、薬事法上の「指定医薬部外品」※7や「第二類医薬品」※8等に属する栄養ドリンクではカフェイン含有量等がラベルに記載されていますが、単なる「清涼飲料水」である場合には量までは分かりません)