疲れている時やここ一番という時、つい気軽に手を伸ばしてしまうのが栄養ドリンクですよね。しかし私たちはそこに含まれる「カフェイン」の、特に未成年に与える影響について、もっと認識を深め、摂取には慎重になるべきかもしれません。今回はちょっと長くなりますが、身近でとても興味深いテーマなので是非最後までご一読ください。

 

ハーバード大学リサーチフェローの大西睦子医師に、食やダイエットなど身近な健康をテーマにした最新学術論文を分かりやすく解説してもらいます。論文翻訳のサポートとリード部の執筆は、ロハス・メディカル専任編集委員の堀米香奈子が担当します。

 

米国の10代の若者にとって、今や栄養ドリンクは特別な飲み物ではありません。栄養ドリンクにはカフェインがたくさん含まれていて、「パフォーマンスの向上」「免疫力を高める効果がある」と宣伝されています。栄養ドリンクは1980年代後半に米国市場に導入されました。2006年には200の新しいブランドが導入され、年間50億ドルの収益をもたらし、現在、栄養ドリンクは米国の大手飲料市場の売り上げのほぼ49%を占めています。