衆議院が明日解散して、12月16日に選挙が行われます。ニュースでは、怒ったり、驚いたり、喜んだりと悲喜こもごもの政治家が登場していますが、報道する価値がありません。

 

今から一ヶ月後の結果は自明の理ですから、その先を考えてみましょう。当然に、民主惨敗、自民が政権奪還するも、第三局も伸張して、国内政治は混沌です。

 

この選挙結果が私たちの投資環境にどんな影響を与えるでしょうか?

 

ちょうど前回に「円高の終えんか?」という記事を書きました。私は、この方向性が加速されると推測しています。

 

安倍自民党総裁は、もとより2〜3%のインフレ論者でありました。先日の統計ではGDPの下落も見えてきましたから、政権奪還後は、さらなる金融緩 和を日銀に促すことは必至です。フィアンシャルタイムズの記事にもあったように、円安の方向を支持する声が海外でも大きくなっているのも追い風になるで しょう。

 

問題は、欧州の金融危機とアメリカの財政の崖問題です。これらに怯えたリスクオフマネーが円に逃避してくると円高の再燃がありえます。欧州の債務危機の問題が収束に向うことと、米国議会が財政の崖を克服する政策的な妥協が整うことが、円安が定着する条件となるでしょう。

 

昨日もニューヨークで株価が大きく下げました。4ヶ月前の安値水準に戻ってしまいました。しかし、今の調整がひと段落すると、アジアの株高が引っ張る形で株価の回復基調に戻していくと個人的な予想しています。

 

ロシア、米国、中国、韓国、日本と、今年は大選挙の年となりましたが、投資家たちは早くも2013年を潮流を見定めようとしています。