11月22日。単なる語呂合わせだが、「いい夫婦の日」である。

 

仲むつまじく、良きパートナーであることを願い、素敵な関係づくりを推奨している。

結婚したからには、誰もが“いい夫婦”でありたいと願う。

 

だが、現実は厳しく、日本の離婚率は2%強。

アメリカの3%強と比べれば、まだマシな方だが、やがて同じ道を辿る。

 

2%と聞くと、少ないように思うが、この数字は結婚している人全体から見たもの。

2010年に結婚した人の、その年の離婚率は30%を超えている。

 

この驚くべき数字をどう捉えれば良いのか。

なぜ、人は離婚するのか。

「性格の不一致」「浮気」「嫁姑問題」「浪費」……。

 

原因としてはこんなところだが、赤の他人が一緒に住んでいるのだから、考え方が違い、いろんなトラブルが起こるのは当然である。

ここで話し合いをして、解決策を探るのが夫婦というものであるが、どうもそれができないらしい。

 

人の意見を受け入れられない。
素直に聞くことさえできない。

互いが我を通し、大きな喧嘩となる。

「歩み寄り」や「我慢」という意識を持たないようだ。

 

これは、その人の育ち方に起因している。

人に叱られることもなく育ち、自分の思うがままに振る舞い、核家族化・社会の無関心により、自分のやることを否定されたことがない。

ひと言で言うと、「わがまま」。

 

わがままな人間が、人と協調しながら暮らしていくことなど、できるわけもない。

これは、大きな社会問題と捉えるべき。

結婚・離婚は、その人の勝手。好きにすれば良い。
では、済まされない。

 

夫婦というのは、社会を形成していく上で、もっとも重要な存在なのである。

社会が成り立つのは、「人」がいるから。

 

人がこの世に生を受けてから、天に旅立つまでに、ありとあらゆる『消費活動』を行う。

すなわち、社会を動かす“力”である。

これが無ければ、社会はまわらない。

 

中国やインドが経済大国となりつつあるのは、この「人」の力である。

爆発的に増えた人口が、経済を引っ張っている。

 

この「人」を生み出す存在が、夫婦なのである。

夫婦が増えなければ、人も増えない。

つまり、夫婦を増やすことが、経済の発展に繋がるのである。

 

さらに、「夫婦となる」というセレモニーによって、
新たな『消費活動』が増える。

結婚式・披露宴、新婚旅行、新居、婚礼家具、家財道具、車……。

 

独身では見込みのない消費が、一気に拡大する。

やがて、子どもができれば、育児用品、衣料品、学用品、大きな新居、大きな車へと、さらなる消費が生まれる。

 

ここから考えられるように、夫婦が増えることで、さまざまなビジネスチャンスが生まれるのである。

 

社会の流れとして、「おひとりさま市場」が拡大しているので、それに合わせたマーケティングを展開しなければならないこともある。

 

しかし、将来性を考慮するなら、「人」を増やすための「夫婦づくり」をテーマにしなければならない。

 

“いい夫婦”を提案することで、将来の大きな市場が確保できるのである。