2019年の天体・天文イベントカレンダー

2019年天体イベント

見上げれば感動やワクワクがいっぱい! 2019年も天体イベントを楽しみましょう。


2018年は、皆既月食が2回(1月7月)、15年ぶりの火星大接近など、天体イベントの当たり年でした。2019年は、当たり年とまではいえないものの、日本全国で部分日食が2回も見られる珍しい年です。それでは早速、日本の広範囲で観察できる天文現象を中心に、注目度の高いものをご紹介しましょう。ガイドのおすすめ度を星の数で表したので、そちらも参考にしてみてください。
 

しぶんぎ座流星群/1月4日(金)/☆☆☆☆

三大流星群のひとつで、毎年1月4日頃に活動のピークを迎えます。2019年の見頃は、1月4日の夜明け前です。ガイド記事「しぶんぎ座流星群2019は1月4日が見頃!方角や条件は?」をご参照ください。
 

部分日食/1月6日(日)/☆☆☆☆☆

太陽の手前を月が横切ることで、地球から見たときに太陽の一部が欠けているように見える部分日食が、全国で見られます。時間帯の目安は、8時40分頃から11時30分頃まで。ただし、地域によって多少異なるので、国立天文台のホームページなどで正確な時間を調べておくと◎。太陽が欠けて減光していても、直視するのは厳禁です。日食グラスを使用するなど、目の安全に配慮して観察しましょう。
 

2019年最大の満月(スーパームーン)/2月20日(水)/☆☆☆

2019年のうちで地球にもっとも接近したタイミングで満月になり、見かけの大きさが年内最大に。俗にいう「スーパームーン」です。満月になる時刻は0時54分なので、19日の夜から日付をまたいで観察するのがオススメ。
 

スーパームーン

平均的な満月と比べて、スーパームーンのほうが約30%明るく、約14%大きく見えるといわれています。

みずがめ座η流星群/5月6日(月)~7日(火)/☆☆☆☆

毎年5月6日頃に活動がピークに達する流星群です。2019年のピーク時刻は5月6日23時頃と夜間にあたり、しかも月相は新月を過ぎたばかりで月明かりの影響ナシと、好条件がそろいます。見頃は、6日23時頃から7日夜明け前まで。
 

部分月食(月入帯食)/7月17日(水)/☆

中国・四国地方以西で、明け方に西の空で部分月食が見られます。部分月食とは、地球の影の中に月が入り込むことで、月が欠けているように見える現象のこと。今回は、月が欠けた状態のまま西へ沈んでいく「月入帯食」となります。観察できる地域が限定的なので、星はひとつ。
 

ペルセウス座流星群/8月13日(火)/☆☆

1月の「しぶんぎ座流星群」、12月の「ふたご座流星群」と並ぶ、三大流星群のひとつ。2019年の見頃は、8月13日未明となりそうです。しかし、満月間近の明るい月が空にいるので、観察条件はよくありません。
 

ふたご座流星群/12月15日(日)/☆☆

見頃は、15日未明となりそうです。最悪なことに、ふたご座の近くに、満月を過ぎてまもない月がいるため、月明かりの影響を免れません。大きな期待をせずに夜空を見上げるのがいいでしょう。
 

部分日食/12月26日(木)/☆☆☆☆☆

1月に続いて、2回目となる部分日食が全国で14時30分頃から見られます(時間は、地域によって多少異なります)。1月と大きく異なる点は、東日本から北日本では、太陽が欠けた状態のまま西へ沈む「日入帯食」になること。夕日が沈む様子は日常的に見られますが、欠けた夕日が沈むところは滅多にお目にかかれません。前述の地域以外は、太陽が沈み始める前に、食が終了します。
 

流星群

2019年も、たくさんの流れ星が見られるといいですね。


2019年で特筆すべきは、全国で日食が2回も見られることです。地球規模で考えると、日食はとりわけ珍しい現象というわけではありません。たとえば2018年の場合、日食は3回(2月、7月、8月)もありました。しかし、どれも日本では見られませんでした。そう、自分が生活している地域から日食が見られることは、とても貴重なのです。しかも、年に2回となると、非常にまれなケースといえます。

筆者(ガイド)が時間をさかのぼって調べたところ、前回、日本の本土で日食が2回見られた年は1992年(1月5日と12月24日)でした。ということは、2019年は27年ぶりとなる星のめぐりあわせ。平成から新元号へかわり、東京五輪を目前にひかえた2019年は、天文的視座で見ても印象深い年となりそうです。