世の中には、「知っているだけ」で得する制度が沢山あります。数ある制度のなかの1つが「ふるさと納税」という制度です。ふるさと納税とは、寄付金を使った税制の1つです。
 
ふるさと納税を使うことで、無料に近い金額でお礼品を受け取ることができます。ふるさと納税の制度上の説明は、すでに良い記事があるので、そちらをご参照下さい。
 
しかし、お得な「ふるさと納税」でも、使い方を間違えてしまえば、効果は半減してしまいます。そこで今回は、賢い人が知っている、「ふるさと納税」の上手な活かし方をご説明しましょう。
 

「ふるさと納税」の活かし方その1:贅沢品の選び方

「ふるさと納税」でありがちな失敗に、「幸福につながりにくい贅沢品を選んでしまう」というミスがあります。贅沢品のお礼品は、とどのつまり「本当だったら要らないものを受け取る」ということです。しかも、それが幸福につながらないというのでは、浪費も同然です。
 
良い例が「ビール」や「ワイン」「日本酒」といったお酒の類です。アメリカ心理学会のプレスリリース(1)によれば、「お酒はストレス解消にならない!」らしいので、心理学的にも正しい出費とは言えなさそうです。
 
そこで選びたいのが、「長い目で見て記憶に残る」返礼品です。心理学者であるエリザベス・ダンらは、書籍(2)の中で「物を買っても幸せにはなりにくい」という話をしています。そして、その代わりに、「忘れられない経験につながる買い物は、幸福につながりやすい」とも述べました。
 
たとえば、ふるさと納税の返礼品の中には、「旅行」や「遊園地チケット」といったものが含まれています。これらのように、日常生活では得られない「経験」につながる返礼品は、お酒などの物とくらべれば、満足につながりやすいと期待できるでしょう。
 

「ふるさと納税」の活かし方その2:仕事用品ではなく生活必需品

「ふるさと納税」でありがちな、もう1つの失敗は「仕事用品を選んでしまう」というミスです。個人事業主の方などは、仕事用品を選ぶのも失敗です。
 
良い例が、「文房具」などです。他にも、事務机や椅子なども同様です。「仕事で買うもの」は、ふるさと納税を使わなくても節税ができます。なぜなら、仕事につかうものであれば、経費で落とすことができるからです。
 
そこで、仮に返礼品を選ぶとすれば、経費で落とすことのできない「生活必需品」を選ぶのが良いでしょう。我が家の場合であれば、主食である「お米」などを受け取るようにしています。あるいは、もっと還元率の高い返礼品があるかもしれません。
 
いずれにせよ必要なものを受け取っているので、ふるさと納税の返礼品によって、生活費を浮かせることができます。浮いたお金は、資産運用にまわしても良いですし、旅行などの好きなように使えます。仕事用品を選ぶよりは、合理的な使い方だと言えるでしょう。
 

まとめ

「ふるさと納税」は、知っているだけでお得な、とっても良い制度です。ですが、どんなに良い制度だとしても、満足な結果が得られるかどうかは、使い方によります。
 
使い方を間違えてしまっては、勿体ありません。この記事をきっかけに、「どうやってふるさと納税の制度を活かせば一番お得なのか?」を、じっくり考えてみてはいかがでしょうか。
 
 
●参考文献
 

  1. プレスリリース:American Psychological Association, “Stress in America Press Room”
  2. 書籍:エリザベス・ダン, マイケル・ノートン, 2014, "「幸せをお金で買う」5つの授業", KADOKAWA / 中経出版