「もっとお金を稼ぎたいのだけど、何から手をつけたら良いか分からない!」という方へ。そんな方は、この記事の内容が役に立つと思います。今回は、テンプル大学の研究に基づいて、最優先で取り組むべき「収入アップにつながる3つの方法」をご紹介します。
 

確実に収入アップにつながる3つの要素

テンプル大学のWilliam H. Hamptonらの研究(1)によると、収入を予測するには以下の3つの要素が重要なのだとか。
 
第一位:職業
第二位:教育
第三位:住んでいる場所

 
よって、あなたが収入アップを目指すのであれば、これらの3点を改善するのが最短経路だと言えるでしょう。
 

「収入アップ」の方法その1:転職する 

もっとも確実に収入アップが見込めるのは「転職する」という方法です。とはいえ、もちろん成功率は100%ではありません。間違えてブラック企業に就職してしまうと、不幸になるだけでなく、早死してしまったり、さらに収入が減ってしまうおそれもあります。
 
そこで、「どんな会社に入れば、成功できる可能性が高いのか?」を見極める、選球眼を磨く必要があります。
 
成功する会社選びにはいくつか方法がありますが、個人的にオススメなのが「働きやすい会社に転職する」という方法です。なぜなら、「働きやすい会社の方が業績が良いし株価も上がりやすい!」なんて傾向が、野村アセットマネジメントの研究(2)によって分かっているからです。
 
働きやすい会社を見つけるには2つポイントがあります。1つは、「女性が活躍している会社を選ぶこと」です。大和総研のリサーチ・レポート(3)によれば、女性が活躍している会社ほど成長性が高いのだとか。
 
特に、妊娠・出産後にも職場復帰しやすい会社の場合は、福利厚生が充実している可能性も期待できるでしょう。こういった会社を選ぶことで、女性だけでなく、男性も働きやすい環境が得られると期待できます。
 
もう1つのポイントは、「離職者比率の低い会社を選ぶこと」です。当たり前ですが、働きにくいブラック企業では、離職者比率が高くなると考えられます。それに、離職者比率が高いと仕事に引き継ぎなど余計な業務が増える上、ノウハウが蓄積されません。
 
大和総研の調査(4)によれば、「離職者比率の低い会社ほど成長性が高い」ことも確認されていますので、職場を選ぶときには、できるだけ平均勤続年数の長い会社を選ぶと良いでしょう。
 

「収入アップ」の方法その2:たくさん勉強する

これら3つの方法の中でも、特に手をつけやすいのが「教育の改善」です。なぜかというと、他2つの方法は「転職をする」「引っ越しをする」といった、お金や時間がかかるのに対し、教育に関してだけは「本を買って読む」だけですぐに効果が得られるからです。
 
しかも、勉強は図書館へ行って本を借りることで、誰でも無料で始めることができます。ハードルが低いので、「とにかくなんでも良いから収入アップにつながることをしたい!」という方は、ひとまず本を読むところから始めると良いでしょう。
 
読書にはさまざまなメリットがあることが分かっていまして。専門誌「エコノミック・ジャーナル」に掲載された論文(5)によれば、「読書が年収アップにつながる!」なんて関係が分かっています。
 
また、科学誌「PEDIATRICS」に掲載された論文(6)では、「読書(この場合は読み聞かせ)が幸福感アップにつながる!」なんてことも分かっています。
 
まとめると、読書は「収入アップ」「幸福感アップ」に役立つうえ、しかも図書館へ行けば無料!ってことですね。これは、今すぐ図書館へ行って本を借りるしかありませんな。
 

「収入アップ」の方法その3:引っ越しをする 

会社員として収入アップを目指すのであれば、住む場所が収入に大きな影響を与えます。ですから、経済的な豊かさを求めるのであれば、お金を稼ぎやすい地域へと出稼ぎに出るというのも理にかなった方法です。
 
たとえば、厚生労働省の調査(7)によると、日本でもっとも収入の高い都道府県トップ10は、東京、神奈川、大阪、愛知、京都、千葉、奈良、三重、茨城、広島の10地域なのだとか。
 
よい働き口を見つけたいという方は、これらの地域に引っ越すことも検討してみると良いでしょう。ただし、引っ越しをする際は、年収以外にも「家賃」などの物価の要素も重要です。ですから、なるべく物価が安く、収入が高い地域への引っ越しを検討すると良いでしょう。
 

まとめ

個人的にオススメなのは、「とりあえず図書館へ行って、転職活動を成功させるための本を読む」「職場に不満のない場合は、不労所得を増やす方法を図書館で学ぶ」「準備が整い次第、転職や引っ越しを検討する」といった順番で取り組む方法です。
 
「お金が欲しい!」という気持ちは、誰にでもあります。ですが、がむしゃらに取り組んだところで、なかなか結果は得られません。ですから、今回ご紹介したような、科学的根拠たっぷりの方法から試してみてはいかがでしょうか。
 
●参考文献
 

  1. 論文:William H. Hampton, Nima Asadi, and Ingrid R. Olson, 2018, “Good Things for Those Who Wait: Predictive Modeling Highlights Importance of Delay Discounting for Income Attainment”, frontiers in Psychology, 9(1545), pp. 1-10
  2. 論文:山田徹, 臼井健人, 後藤晋吾, 2017, “働きやすい会社のパフォーマンス”, 証券アナリストジャーナル, 55(11), pp. 75-86
  3. リサーチレポート:伊藤正晴, 物江陽子, 2016, “日本企業における女性登用の動向と企業パフォーマンス”, 大和総研調査季報, 21, pp. 64-91
  4. 調査:伊藤正晴, 2018, “離職者比率の水準と企業パフォーマンス(下)”, 大和総研レポート
  5. 論文:Giorgio Brunello, Guglielmo Weber, and Christoph T. Weiss, 2015, ”Books are Forever: Early Life Conditions, Education and Lifetime Earnings in Europe”, The Economic Journal, 127(600), pp. 271-296
  6. 論文:Qian-Wn Xie, Celia H.Y. Chan, Qingying Ji, and Cecilia L.W. Chan, 2018, “Psychological Effects of Parent-Child Book Reading Interventions: A Meta-analysis”, PEDIATRICS, 141(4), pp. 1-12
  7. 調査:厚生労働省, 2017, “平成29年賃金構造基本統計調査 結果の概況”