独占欲は、愛情があるから?

愛しているから独占したい、わけでもない!?

愛しているから独占したい、わけでもない!?

「私は彼(彼女)を本気で好きから、自分だけのものにしたい!」と思う人は多いもの。でも、「愛情=独占欲」なのでしょうか?
もちろん好きでもない人を独占したいとは思わないものでしょう。相手のことを好きだから、他の異性と仲良くしていると嫉妬したり、「彼(彼女)を独占したい」と思ったりするのは、ある意味、自然な感情です。

ただ、それは、相手への愛情というよりも、自己防衛本能に近い感情でもあります。つまり、「好きな彼(彼女)が自分以上に好きな人が出来てしまったら(他の人にとられてしまったら)、悲しい」から、独り占めをしたいのです。それは、“相手の幸せ”のためではありません。“自分の幸せ”のためなのです。

本当の愛情は、「相手がHAPPYなら、自分もHAPPY」です。本当に人を愛するようになると、相手の幸せを心から願い、自分のことのように思えるようになります。
でも、独占欲が強い人は、仮に相手があなた以外の人と一緒になった方が幸せになれるのだとしても、手放したくないものでしょう。それは、相手の幸せよりも、彼(彼女)を“自分の都合のいい状態”にしておきたい、ということ。つまり、そこにあるのは愛ではなく、「自分の幸せのために、相手を必要としている欲求」に過ぎません。

もちろん相手を“好んでいる”から、独占したいという欲求が沸くものです。でも、それは「自分にとって都合がいいから、気に入っている」レベルの「好き」であり、その独占欲の根底にあるのは、そのお気に入りを「自分のものにしておきたい」という自己愛なのです。つまり、「独占欲≠愛情」であり、むしろ「独占欲=自己愛」なのです。

逆に、もしあなたが、愛する人に「君がもし僕(私)以外の人を好きになったら、その人と恋をしても構わない。それが君の本当の幸せであるなら、祝福するよ。でも、僕(私)は、ずっと君だけを愛し続けるよ」と言われたら、正直、うれしいと思いませんか?
つまり、多くの人にとっては、「自分は独占されたらうざったいけど、相手のことは独占したい」ものなのです(苦笑)。だからこそ、独占欲は、相手のためではなく、“自分のための欲望”なのです。

とはいえ、生身の人間が100%ピュアな愛情を抱くことは難しいものです。その証拠に、心から愛しているはずの自分の子供ですらも、恋人ができたらヤキモチを焼いてしまう親がいるほどです。だからこそ、私たちは自分の、そしてパートナーの独占欲と上手につきあっていかなくてはいけません。

自分がヤキモチを焼いてしまうときには、相手を「喜ばせる嫉妬」と「うんざりさせる嫉妬」があるものです。その違いは何でしょうか?次のページで紹介します。