新型日産リーフの「e-Pedal」が運転を変える!?

新型日産リーフ

新型日産リーフのサイズは、全長4480×全幅1790×全高1540mm、ホイールベースは2700mm


「EVシフト」、「自動運転」がキーワードになっているいま、最も旬といえるのが新型日産リーフだろう。発売と同時期に起こった完成検査不正問題で販売への影響が出ている中、2017年11月は前年同月比187.2%(2,306台)を記録。

それでも注目度の高い新型リーフを2018年は、さらに拡販していきたいという目標が当然あるはず。そんな中、昨年末に同モデルをレーシングカート場、そして公道で走らせる機会があったので報告したい。

レーシングカート場で新型リーフを試乗させた日産広報部の狙いは、「e-Pedal」によるワンペダル・ドライブを実感してもらうことだそう。アクセルペダルの操作だけで、「日常(運転)の9割をまかなえる」というから気になるところだ。


 

ブレーキを踏むよりもスムーズな「e-Pedal」!?

新型日産リーフ

コーナーなどの手前でアクセルを戻すか、離せば十分な減速が得られる「e-Pedal」。ブレーキを踏まなくても減速時にはブレーキランプが自動的に点灯する


多様なコーナーが連続するレーシングカート場では、スムーズな減速と加速、そしてコーナリングが欠かせない。

「e-Pedal」のスイッチをオンにして早速走り出すと、コーナーの手前でアクセルを緩めるだけで、モーターによる回生ブレーキが作動し、コーナーをクリアするために必要な減速が十分に得られる。最初はその減速(感)に慣れる必要があるものの、慣れてしまえばコントロールは容易だ。

ブレーキペダルを踏まなくてもアクセル操作だけで、減速し、コーナーをクリアしながらアクセルを踏み込むという操作がスムーズにできるから驚き。

一方、「e-Pedal」をオフにして自分でブレーキを踏むと、いきなり「カックン」ブレーキ気味になり、ブレーキペダルによる減速のコントロールが意外に難しく感じたほど。それだけ「e-Pedal」の回生ブレーキの減速(制御)が優れている証拠ともいえそうだが、「e-Pedal」に慣れてしまうと、自分の運転が下手になってしまいそうだと余計な心配が浮かぶほどだ。


 

街中でも「e-Pedal」のワンペダル・ドライブは効果的!?

新型日産リーフ

ワンペダル・ドライブが可能な「e-Pedal」だけでなく、高速道路の単一車線自動運転技術である「プロパイロット」、自動駐車支援の「プロパイロット パーキング」などが採用されている


こうした印象は、街中でも変わらない。減速しながら交差点に差しかかるシーンでもブレーキを踏まずに十分減速しながら右左折ができるし、対向車が来るようなシーンでもブレーキを補助的に踏む程度で済んでしまう。

なお、停車後はメカ(機械)ブレーキの油圧で停止を保持してくれる(約30%の勾配まで対応)し、減速時はブレーキを踏んだように、ブレーキランプが自動的に点灯する。


 

スムーズな走りや静粛性の高さも新型リーフの美点

新型日産リーフ

新型リーフの価格は3,150,360円~3,990,600円。なお、クリーンエネルギー自動車のCEV補助金は40万円になる


「e-Pedal」以外でも、先代よりも加速、減速の制御が進化し、スムーズな加速、減速フィールが味わえる。加速に関しては、先代よりも発進、中間加速がさらに鋭くなっていて、しかもなめらかに加速する。モーターなどの制御にはかなり念を入れたそうだから先代からの買い替え層も満足できるだろう。

さらに、高い静粛性も魅力。街中の低速域はもちろん、法定速度内の高速道路であれば後席でもノイズは低く、ロングドライブでも疲れを誘わなそうだ。

乗り心地も悪くはないが、路面によっては上下に揺すぶられるシーンもある。床下に配置されたリチウムイオン電池という重量物による電動化車両らしい乗り味で、この点はガソリン車からの乗り替えだと「違い」として感じるかもしれない。

肝心要の航続可能距離は、初代登場時から2倍となる400kmに達し、これは先代の後期型の280kmから120km増となる。これは、JC08モードなので、実電費では6割程度になってしまう可能性もあるが、日常の買い物や通勤程度であれば十分に頼りになる相棒になってくれるはずだ。