干支から2018年相場を占う=「戌は笑うか」

東京証券取引所のある兜町界隈では、昔から「干支」でその年の相場を占います。いわく、「辰巳(たつ・み)天井、午(うま)尻下がり、未(ひつじ)辛抱、申酉(さる・とり)騒ぐ、戌(いぬ)笑い、亥(い)固まる、子(ね)は繁盛、丑(うし)つまずき、寅(とら)千里を走り、卯(う)跳ねる」などなどです。
 

2018年の株式相場はどうなる?

2018年の株式相場はどうなる?


バブルのピークになった1988年~89年が辰・巳で、以降は長期低迷になっています。「申」だった2016年はイギリスのEU離脱の国民投票でまさかの賛成、秋には米大統領選で、事前予想を覆すトランプ氏の当選でマーケットは乱高下。「酉」の今年は9月以降に株価が急伸し、バブル後高値を示現しました。まさに「申酉騒ぐ」となりました。来年は笑う「戌」年です。

 

過去は4勝1敗、平均上昇率は9.8%

戦後の東証での売買が再開された1949年以降に「戌」は過去5回あり、勝率は4勝1敗とまずまずの成績。唯一のマイナスとなった1970年は、「いざなぎ景気」が年央に終焉し、年末にかけて構造不況論が浮上しました。5回平均の騰落率は年プラス9.8%で、これは十二支中で7番目です。

来年は戌年でも、「戊(つちのえ)戌」となります。前回は60年前の1958年で、この年の日経平均は年間で40.5%もの上昇を示しています。当時は東京オリンピック(1964年)に向けて国立競技場が完成。岩戸景気がスタートした年でもありました。

なお、当時の首相は安倍晋三現首相の祖父である岸信介(在任は1957年~60年)でした。1961年までの長期上昇相場の入り口になっていました。なお、十干である戊は、自然界では大きな山・岩にたとえられるということです。どっしりとそびえ、安定していることを示唆しています。安倍首相は任期の延長も可能になっており、どっしりとした経済運営に期待したいところです。

このほかの戌年は1982年(4.4%上昇) 米レーガン大統領によるレーガノミクスが当初は金利上昇で景気の圧迫要因に。その後は世界株高の出発点となりました。ちなみに、2017年に成立したトランプ現大統領の税制改革法案はレーガノミクス以来の規模となっています。

1994年(13.2%上昇) 総合経済対策とそれを評価した海外投資家の買いに上昇。ただ、年央以降はやや伸び悩みに。

2006年(8.9%上昇) ライブドアに強制捜査が入った「ライブドアショック」でスタート。米国では利上げの打ち止め。

戌年は景気の転換、相場の起点になるケースが多いようにも見えますね。やや語呂合わせ的な面もありますが、戌年関連銘柄を取り上げます。今年は鳥貴族など、鳥(酉)関連が上昇しました。

 

関連銘柄はソニー、ブルドッグソース、JVCケンウッドなど!?

主な戌年関連銘柄を挙げてみましょう。

ソニー <6758> 18年1月11日に犬型ロボットである新型「aibo」を発売。発売は犬の日(1月11日=ワン・ワン・ワン)

ブルドッグソース <2804>  「強気の戌=ブル・ドッグ」

JVCケンウッド <6632>   戌のロゴマークの「日本ビクター」(JVC)とケンウッドが統合して発足

アクサスホールディングス <3536>  アクサスと旧・雑貨屋ブルドッグの共同もち株会社

アニコムホールディング <8715>  ペット保険の草分け

エコートレーディング <7427>  ペット用品、ペットフードの卸

ユニ・チャーム <8113>  ペット用品などのユニ・チャームペットケアを吸収合併