2018年上半期の日本映画話題作ベスト10

2018年も日本映画は元気です! 多くの映画が製作されますが、その中でも注目作をピックアップ。2018年はスケールの大きな漫画の実写化よりも内容重視。じっくり見られる作品、感動したり、笑ったり、しみじみできる映画が多いかも。ではいってみましょう!

 

『嘘を愛する女』1月20日公開

嘘を愛する女

(C)2018「嘘を愛する女」製作委員会


由加利(長澤まさみ)は、5年間同棲していた最愛の恋人(高橋一生)が嘘をついていることを知ります。彼が彼女に語っていた素性はすべて嘘。真実を探る為に由加利が探偵を雇い調べるうちに浮き上がってくる彼の姿は……。問いただすことができないまま、周辺調査で彼の正体が明らかになっていくスリル、それでも彼を愛せるかという愛の本質をついたラブサスペンス。長澤まさみと高橋一生のツーショットが美しいです。(監督:中江和仁)

 

『祈りの幕が下りる時』1月27日公開

『祈りの幕が下りる時』

(C)2018 映画「祈りの幕が下りる時」製作委員会


都内で起こったある女性の殺人事件。捜査にあたった加賀(阿部寛)らは、現場から国内12の橋の名が書かれた遺留品を見つけます。それは失踪した加賀の母に関連していたのです。東野圭吾原作の「新参者」として映画やドラマで人気を博したこのシリーズの映画最新作。今回は加賀のプライベートに関連しています。容疑者のひとりながら完璧なアリバイのある女性演出家役を松嶋菜々子が演じています。(監督:福澤克雄)

 

『不能犯』2月1日公開

『不能犯』

(C)宮月新・神崎裕也/集英社 2018「不能犯」製作委員会


都会の真ん中で次々起こる変死事件。現場に立っている黒いスーツを着た男。彼の名前は宇相吹(松坂桃李)。電話ボックスに殺人依頼メモを残すと、彼は証拠を残さず目でターゲットを殺してくれる。けれど、依頼者の殺意が純粋でないと依頼者もターゲットに……という設定が面白い。松坂桃李の不気味な殺人者の役は珍しくかつ新鮮。共演の沢尻エリカ、新田真剣佑、間宮祥太朗と何気に美男美女揃いでヴィジュアルも〇です。(監督:白石晃士)

 

『羊の木』2月3日公開

『羊の木』

(C)2018「羊の木」製作委員会 (C)山上たつひこ いがらしみきお/講談社


仮釈放した元殺人犯6名を受け入れることになった港町。市役所の職員である月末(錦戸亮)は彼らの面倒を見ることになるけれど、一筋縄ではいかない彼らに振り回されていく……。いつ何か起こるかわからないスリル。港町の人たちがみんないい人だからこそ、余計に不安になっていく。『桐島、部活やめるってよ』の吉田大八監督の期待を裏切らないヒューマンサスペンス。(監督:吉田大八)

 

『blank13』2月3日公開



13年間音信不通だった父親(リリー・フランキー)が亡くなり、兄(斎藤工)と弟(高橋一生)はお葬式に参列。ギャンブル好きで借金まみれだった父だったが、数少ない友人たちの言葉が親子の13年間のブランクを縮めていくのです。齋藤工監督の長編デビュー作は失われた時間を取り戻す家族の物語。実に堅実な演出で、父親によって崩壊した家族が父親の死で再びつながりを見せていく姿を描いた力作です。(監督:齋藤工)

 

『今夜ロマンス劇場で』2月10日公開



映画監督を目指す青年(坂口健太郎)の目の前に大好きな映画のプリンセス美雪(綾瀬はるか)がスクリーンから抜け出していきます。二人は同居することになりますが、美雪は秘密を抱えてこの世界にやってきたのです。ウディ・アレン監督作『カイロの紫のバラ』の設定に『ローマの休日』をプラスしたような物語。モノクロのお姫様というヴィジュアルも楽しく可愛いラブファンタジー。(監督:武内英樹)

 

『空海―KU-KAI― 美しき王妃の謎』2月24日公開



日本から中国へ遣唐使として渡った空海(染谷将太)が、長安の権力者の死に巻き込まれていく姿を描いたスケールの大きな日中合作映画。とにかく映像が素晴らしく、壮大で美しい! 衣裳もゴージャス! 原作は夢枕獏の「沙門空海唐の国にて鬼の宴す」、監督は「さらば、わが愛/覇王別姫」のチェン・カイコー。歴史時代劇ですがエンタテインメント寄りの大作。ぜひ大きなスクリーンで堪能してください。(監督:チェン・カイコー)

 

『曇天に笑う』3月21日公開

『曇天に笑う』

(C)映画「曇天に笑う」製作委員会 (C)唐々煙/マッグガーデン


「どんなときにも笑っていられる強い男」である曇天火(福士蒼汰)ですが、300年に一度、曇り空が続く日に起こる、オロチと忍者集団の猛攻撃に笑っていられない。おまけに奴らに弟(中山優馬)が誘拐されてしまう。曇天火は弟を救えるのか――という時代劇アクションエンタテインメント。原作は唐々煙の同名漫画。福士蒼汰、中山優馬、古川雄輝、桐山漣などのイケメン俳優の美剣士ぶりを楽しみましょう。(監督:本広克行)

 

『となりの怪物くん』4月27日公開



問題児の春(菅田将暉)とガリ勉の雫(土屋太鳳)はお互い初めての友達になった。春は暴走気味に雫に告白をするけれど、春には秘密があったのです……という、ろびこの同名漫画の実写映画化。監督は『君の膵臓をたべたい』の月川翔監督。大人気の菅田&土屋の共演が話題の本作。純粋でやっかいな天才高校生を菅田将暉がどう演じるのか、楽しみですね!(監督:月川翔)

 

『友罪』5月公開予定



職場で知り合った益田(生田斗真)と鈴木(瑛太)は、次第に打ち解けて友情を育みます。しかし、益田は鈴木がかつて世間を震撼させた殺人事件の犯人、少年Aではないかと疑い始めるのです。薬丸岳の同名原作を『64-ロクヨンー』の瀬々敬之監督が描きます。過去を知っても友達でいられるのか……。主演の二人の熱演が心にズシンと響くヒューマンミステリーになりそう。期待大です! (監督:瀬々敬之)