2017年グッドデザイン賞 「BAYZ TOWER&GARDEN」が受賞
「シティタワー広島」、「ザ・パークハウス グラン南青山」も

毎年この季節(10月頃)に発表となる総合的なデザインの推奨制度『グッドデザイン賞』。公益財団法人日本デザイン振興会が主催し50年以上にわたり、「よいデザイン」を顕彰し続ける同制度。ここ最近は、マンションの受賞だけでなく企業の取り組みも注目されています。受賞したマンションの中には、中古のリセール市場で人気になる物件も。マンションにある種のお墨付きのような印象を与えるようです。

それでは、2017年の主な受賞マンションを見ていきましょう

受賞した「BAYZ TOWER&GARDEN」(右)と「SKYZ TOWER&GARDEN」(左)

受賞した「BAYZ TOWER&GARDEN」(右)と「SKYZ TOWER&GARDEN」(左)


■主な2017年グッドデザイン賞入賞マンション(実需向け分譲マンション)
「BAYZ TOWER&GARDEN」・・・東京建物株式会社、三井不動産レジデンシャル株式会社、三菱地所レジデンス株式会社、東急不動産株式会社、住友不動産株式会社、野村不動産株式会社、東京電力パワーグリッド株式会社
「プラウド千代田淡路町」・・・野村不動産株式会社
「プラウドシティ大田六郷」・・・野村不動産株式会社
「プラウドシティ阿佐ヶ谷」・・・野村不動産株式会社
「プラウドシティ加賀学園通り」・・・野村不動産株式会社

「シティテラス品川イースト」・・・住友不動産株式会社
「ガーデンヒルズ四ツ谷迎賓の森」・・・住友不動産株式会社
「シティテラス平井」・・・住友不動産株式会社
「シティタワー広島(ビッグフロントひろしま)」・・・住友不動産株式会社

「ザ・パークハウス グラン 南青山」・・・三菱地所レジデンス株式会社
「ザ・パークハウス 市谷甲良町」・・・三菱地所レジデンス株式会社
「ザ・パークハウス 東陽町レジデンス」・・・三菱地所レジデンス株式会社

「パークホームズ赤羽西」・・・三井不動産レジデンシャル株式会社
「ブランズシティ久が原」 ・・・東急不動産株式会社
「ブランズシティ天神橋筋六丁目」・・・東急不動産株式会社、近鉄不動産株式会社、JR 西日本不動産開発株式会社
「プレイスヴィラ喜多見」・・・東急不動産株式会社、三菱地所レジデンス株式会社、小田急不動産株式会社
「ローレルコート西葛西」・・・近鉄不動産
「クレヴィア田端」・・・伊藤忠都市開発株式会社
「ジオ高槻ミューズレジス」・・・阪急不動産株式会社
「ファインシティ甲子園」・・・京阪不動産株式会社
「ファインシティ横浜江ケ崎ルネ」・・・京阪不動産株式会社、総合地所株式会社、株式会社長谷工コーポレーション
「プレミスト白金台」・・・大和ハウス工業株式会社
「ピアース初台センティア」・・・株式会社モリモト
「イニシアクラウド渋谷笹塚」・・・株式会社コスモスイニシア
「イニシア西葛西」・・・株式会社コスモスイニシア
「ラ・アトレレジデンス蟻ヶ崎台」・・・株式会社ラ・アトレ


2017年の受賞マンションで、注目したいのが「BAYZ TOWER&GARDEN」の受賞。東京ワンダフルプロジェクトのもう一棟「SKYZ TOWER&GARDEN」は、2015年のグッドデザイン賞を受賞しておりプロジェクト全体での受賞となります。「SKYZ TOWER&GARDEN」は、中古のリセール市場でも人気になっています。良いデザインと資産価値の相関性は、少なからずあると思います。

「シティタワー広島」

「シティタワー広島」

「広島」駅前の再開発プロジェクト「シティタワー広島」では、分譲マンションと商業施設やクリニックモール、駐車場900台を一体で整備。車社会が中心となる広島の都心近郊の住宅街と、新幹線、JR線、バスやローカル線など公共交通のターミナル「広島駅」とを結ぶパーク&ライドの新拠点として機能することで、地方都市における生活環境の向上とともに人の流れを生み出す駅前ランドマークを創造しています。

「ザ・パークハウス グラン南青山」の外観

「ザ・パークハウス グラン 南青山」の外観

また、その地域に合った街並みを醸成できるかもデザインの評価ポイントになっています。受賞となった2016年の人気物件「ザ・パークハウス グラン 南青山」は、表参道駅徒歩4分のブランドショップがが建ち並ぶみゆき通り至近の南青山五丁目の稀少立地に立地。

「ザ・パークハウス グラン南青山」のエントランスホール

「ザ・パークハウス グラン南青山」のエントランスホール

表参道という立地でありながら、建物と町のコーナーを意識的にデザインに取り込みランドスケープと一体となった街並みを創出。陰影や奥行きを生み出すランダムに配置したマリオンや天然石などで、青山に相応しい景観を創出しています。

 

自由に水回りをレイアウトできる住宅「ミライフル」がベスト100に選出
住まいの中に、木の小部屋「箱の間」も受賞

マンションの受賞以外にも暮らしやすさをサポートする様々な取り組みが2017年のグッドデザイン賞を受賞しています。

中でも、野村不動産、長谷工コーポレーション、ブリヂストンによる自由に水回りをレイアウトできる住宅「ミライフル」が2017年のグッドデザイン賞ベスト100に選出されています。

「ミライフル」の概略図

「ミライフル」の概略図

「ミライフル」とは、水が落ちることによって発生する吸引力を利用したキッチンでの「サイホン排水システム」。排水立て管までの距離を従来よりも確保することが可能となり自由度の高い間取りをつくることが可能に。将来のリフォームもしやすくサスティナブルな暮らしの実現をサポートします。

2組の可動収納ユニットを動かすことで空間の広さを自由に変更できる「UGOKULO(ウゴクロ) 可動収納ユニット」(株式会社長谷工コーポレーション、株式会社フォリス)もライフステージ変化に対応する試みです。

■主な2017年グッドデザイン賞受賞取り組み
「ミライフル  自由に水回りをレイアウトできる住宅」・・・野村不動産株式会社、株式会社長谷工コーポレーション、株式会社ブリヂストン
「UGOCLO(ウゴクロ) 可動収納ユニット」・・・株式会社長谷工コーポレーション、株式会社フォリス
「SONA-L SYSTEM(ソナエル システム)」・・・株式会社大京
「マンション内設置郵便ポスト付宅配ロッカー「ソコポス」、「地方活性化への取り組み レーベンクラフト」・・・株式会社タカラレーベン
「住まいの中に、木の小部屋『箱の間』」、「業種間共同開発で実現した集合住宅向けPC(プレキャスト・コンクリート)工法のシリーズ化」・・・三菱地所レジデンス株式会社


既存住宅の暮らし方の提案としては、「住まいの中に、木の小部屋『箱の間』」がとてもユニークです。

「箱の間」

「箱の間」

リノベーションや既成家具のレイアウトでは作り出せない「居場所」を「箱の間」で作り出している点が面白い。これなら、ライフステージの変化にも気軽に対応できそうです。

人生100年時代と言われる今、その年代に応じてどう暮らしていくかが重要になってきます。外観デザインだけでなく、暮らしのデザインをどう提案するのかがこれからさらに求められるのではないでしょうか。


【関連サイト】
◆グッドデザイン賞 オフィシャルホームページ