夏に観たくなるおすすめ映画

夏に観たくなる「夏映画」!

夏に観たくなる「夏映画」!

梅雨も明けて、夏まっさかり! 海や山、バーベキューに川遊び……さまざまな行楽が楽しみな季節ですが、クーラーの効いた部屋でゆっくりと映画を観るのもいいものです。ここでは、夏を感じられる、または夏にこそ観たい、おすすめの10の映画を紹介します!

 

1.『菊次郎の夏』:ダメオヤジと少年のロードムービー!

 久石譲によるテーマ曲がとにかく有名なこの映画。ロングショットで捉えた画、緑が映える田舎の風景もあいまって、時々“実写のジブリ映画を観たよう”な感覚になります。ビートたけし演じる主人公がロクデナシで犯罪行為もしまくりという“ちっとも良い子向きじゃない”作風なのですが、少年との交流にはついつい顔がほころんじゃう面白さがあります。いわゆる“ロードムービー”な魅力が満載、夏にどこかに旅に出たくなる作品です。

2.『河童のクゥと夏休み』:大人こそが唸る奥深いテーマがたくさん!

 子ども向けのアニメと思うことなかれ! 監督はあの大傑作『映画 クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶモーレツ!オトナ帝国の逆襲』の原恵一で、少年と河童の友情、異なる存在を受け入れる家族、少女への淡い恋心、マスコミとそれに付和雷同する人々の軽薄さなど、大人こそが唸る多数の尊いテーマを内包しているのです。その爽やかさを感じさせるタイトルとは裏腹に、“残酷さ”からも逃げていません。どこかノスタルジーを感じさせる、豊かな自然の風景も満載なので、夏の今でこそ、観て欲しいです。

3.『ソウル・サーファー』:どんな逆境でも夢を諦めない隻腕のサーファーの実話!

 実在の隻腕のサーファーを主人公にした作品です。サーフィンのシーンは迫力満点、片腕を無くしてしまうほどの“試練”に立ち向かい、決して夢を諦めない主人公の姿には、きっと勇気づけられるでしょう。優しい家族たちの描写、スマトラ島沖地震の津波の被害を受けたプーケット島でのシーンも秀逸でした。キリスト教の信仰心を、普遍的なメッセージに落とし込んでいることも実に上手い! 万人が楽しめる映画です。

4.『グラン・ブルー』:とことん涼しくなれる天才ダイバーの物語!

 海の“涼しい”気分を味わいたいときにおすすめしたいのがこの映画。水中を始めとしたブルーの画が多いおかげで、きっと暑さを忘れることができるでしょう。海の美しさだけでなく、その“深淵”の闇を描いたかのような、狂気を感じさせる描写にも秀逸。海に魅せられた2人の男と、彼らを見守る女性とのラブストーリーには『レオン』のリュック・ベッソン監督らしい美学が存分に表れていました。あのプールの底でワインを飲むシーンはマネしてみたい!(できないけど)
 

5.『天然コケッコー』:田舎の学校暮らしを体験しよう!

 都会に住んでいると、コンクリートや室外機の熱でもううんざり……ということもありますよね。そんな時、田舎での爽やかな夏の気候を感じられるのが、この『天然コケッコー』。小・中学校合わせて6人しかいない田舎の学校に、東京からイケメンの転校生が来る……というあらすじで、良い意味でのんびりとした展開には、癒やしの効果が抜群です。撮影時に弱冠17歳だった岡田将生、15歳の夏帆のフレッシュな魅力にも注目です。
 

6.『がんばっていきまっしょい』:ボート競技に賭けた青春!

いわゆる“スポ根”ものではトップクラスに好きな映画です。描いているのは、ボート競技に賭ける青春。逆光の光が注ぐ海や、瀬戸内海の街の風景は美しく、この時を一生懸命に生きている女子高校生たちはとことん輝いていて……。愛媛県松山市の方言は耳に心地よく、Lee-tzsche(リーチェ)の主題歌もベストマッチ。涙腺を刺激するノスタルジックな雰囲気に溢れた、とことん気持ちのいい名作です。同じく夏らしさが感じられるスポ根映画では『ウォーターボーイズ』もおすすめです。

 

7.『歩いても 歩いても』:何も起きないのにスリリング!

この映画の最大の特徴は“何も起きない”こと。家族が久しぶりに帰郷して、“日常を過ごすだけ”の内容なのです。そんな映画が面白いの?と問われそうですが、本気でスリリングで面白いんです! 家族の過去に何があり、どういう関係なのかがゆっくりと見えてきて、それはまるでミステリーのようでもありました。ちょっとしたセリフにも様々な“含み”が感じられるでしょう。こうした“何も起きないけど夏を感じられる映画”では、『SOMEWHERE』もおすすめです。

8.『打ち上げ花火、下から見るか? 横から見るか?』:小学生の甘酸っぱい恋と青春!

元々は2通りのストーリーを描くテレビドラマシリーズ『if もしも』の作品の1つでしたが、好評を受けて劇場公開もされた作品です。何が素晴らしいって、全編に溢れるノスタルジックな描写の数々と、思春期手前の少年ならではの甘酸っぱい恋(と呼んでいいのかもわからない微妙な気持ち)!“スーパーファミコン”や“スラムダンクの最新刊”など、今のアラサー世代にとって懐かしいワードが出てくるのもたまりません。上映時間が45分と短いので、気軽に観ることができますよ。なお、2017年8月に本作をリメイクした同名タイトルのアニメ映画が公開され、話題を呼びました。

9.『虹色ほたる~永遠の夏休み~』:夏休みが“終わり”を迎えてしまう切なさがたっぷり!

昭和52年にタイムスリップした少年が、“ひと月だけ”の夏休みを過ごすというアニメ映画です。この“いつか終わりを迎えてしまう”時間制限があることがミソ。現実にあり得ないことを描いているのにも関わらず、普遍的な夏休みの“終わり”へのカウントダウン、その切なさが表現されているのです。躍動感のある水彩画のような画にも、唯一無二の魅力がありました。大自然で元気に遊んだことのある(遊びたかった)大人たちにおすすめです。

10.『サマーウォーズ』:大家族が結集し、戦いが幕を開ける!

夏の映画と聞いて、多くの方が思い浮かべるのがこのアニメ映画でしょう。電脳空間での戦いと対比するように描かれる“家族”の描写が印象的で、彼らがそれぞれ“自分の特技”を使って活躍してくれるのがたまりません。そういえば、『時をかける少女』『おおかみこどもの雨と雪』『バケモノの子』と、細田守監督作品には必ずと言っていいほどに“入道雲”が出てきていて、夏を感じさせるシーンがありますね。