2017年4月はGW直前ということで、こんなに公開しちゃっていいの?ってくらい粒揃いの映画陣です。GWは「何本見た?」と映画鑑賞を競っちゃいましょう! では厳選の10本をご紹介!
 

今月のイチオシ映画!『美女と野獣』(2017年4月21日公開)

今月は話題性も出来栄えもダントツでこれ! ディズニーアニメ『美女と野獣』(1991年)の実写映画化です。実写版ミュージカル映画史上、最高の興行収入を達成したことで話題になっています。

人を見かけで判断して冷たい態度をとったせいで魔女に呪いをかけられ野獣の姿になった王子(ダン・スティーヴンス)と父を探して城に迷い込んだベル(エマ・ワトソン)が出会い、交流を深め、やがてそれが愛に変わっていく姿を描いたラブストーリー。

実写版『シンデレラ』を見たときも思ったのですが、ディズニーの底力は凄し! 本作も見事な実写化で夢の世界を見せてくれます。『ハリー・ポッター』のイメージがいまだ根強いエマ・ワトソンにとっては、新たな代表作を得たといってもいいでしょう。個人的にはベルに言い寄るガストン演じたルーク・エヴァンスの暑苦しさがリアルガストンでいいですね~。ドンピシャのはまり役です。(公式サイト


監督:ビル・コンドン 出演:エマ・ワトソン、ダン・スティーヴンス、ルーク・エヴァンス、ケヴィン・クライン、ジョシュ・ギャッド、ユアン・マクレガー、スタンリー・トゥッチ、イアン・マッケラン、エマ・トンプソン

 

『はじまりへの旅』(2017年4月1日公開)

文明社会を隔絶した森の中で、現代の教育に疑問を抱き、子供たちの教育すべてを自分流にやり遂げようとする思い込みの激しい父親(ヴィゴ・モーテンセン)を主人公にした家族映画。

我が子を学校には行かせず、森の中でアスリート級の体力と運動神経の持ち主に鍛えあげ、学びはすべて読書から。ずっと家族としか過ごさない子供たちを見ていると「お父さんこれでいいの?」と言いたくなってしまいます。そしたらやはり家族間でもズレが生じて子供たちの様子が……。

愛はあるけど堅物すぎる父親は変わることができるのでしょうか。病気の妻の存在が、父親の弱みと言うところにちょっとグっときます。頑固父さんのヴィゴは本作の熱演でアカデミー賞主演男優賞候補になりました。(公式サイト


監督:マット・ロス 出演:ヴィゴ・モーテンセン、フランク・ランジェラ、キャスリン・ハーン、スティーヴ・ザーンほか

 

『レゴ®バッドマン・ザ・ムービー』(2017年4月1日公開)


全編レゴブロックで作られたアクションヒーロー映画。大ヒットした前作『LEGO®ムービー』(2014)と同じレゴワールドが舞台ですが、新作の主役はバットマン。街の平和を守るヒーローの私生活は孤独。夕飯はレンジでチンだし、広い部屋にぼっちだし。でも孤独なボクにバットマンが酔ってるところがおもしろすぎます。


また、レゴのアクションなんてチョロくない?と思ったら意外と迫力あるし、何より色鮮やかだし、かわいいし、バットマンもジョーカーもロビンもキャラ立ちしていて笑いも豊富。子供が見ても楽しいけど、意外と大人がハマるキャラクターアニメかもしれません。(公式サイト


監督:クリス・マッケイ 声の出演:ウィル・アーネット、ザック・ガリフィナーキス、マイケル・セラ、ロザリオ・ドーソン、レイフ・ファインズほか

 

『ゴースト・イン・ザ・シェル』(2017年4月7日公開)


顔以外は全身が義体の少佐(スカーレット・ヨハンソン)は、テロ対策本部で研究者連続殺人を追っていました。その事件に関わるうちに彼女は自身の過去の秘密を自ら暴くことになるのです。

士郎正宗の傑作マンガ『攻殻機動隊』は押井守監督のアニメ「GHOST IN THE SHELL 攻殻機動隊」が有名ですが、それをハリウッドが実写映画化して話題に。主演スカーレット・ヨハンソンのバトルシーンの衣裳が全身肌色の体にフィットした戦闘スーツなので、一瞬「フルヌード!」とドキっとしましたが、違います。

アニメよりもわかりやすく、愛も描かれているので女性もOK。意外とデートムービーにするのもありです。(公式サイト


監督:ルパート・サンダーズ 出演:スカーレット・ヨハンソン、ビートたけし、マイケル・カルメン・ピット、ピルー・アスベック、チン・ハン、ジュリエット・ビノシュほか

 

『LION/ライオン ~25年目のただいま~』(2017年4月7日公開)


インド人少年のサルー(サニー・パワール)は迷子になり、さまよっていたところ保護され、彼はオーストラリア人夫妻の養子になります。やがて好青年に成人したサルー(デヴ・パテル)ですが、彼はインドの家族が忘れられず、おぼろげな記憶を辿り、グーグルアースでインドの自分の実家を探そうとするのです。

サルーの頭から家族が離れないのは「まだ自分を探しているかもしれない」と思うから。彼の気持ちに共感するほど、家族探しの旅は見ている方も力入ります。なんと実話の映画化です。(公式サイト


監督:ガース・デイヴィス 出演:デヴ・パテル、ルーニー・マーラ、デヴィッド・ウェンハム、ニコール・キッドマン、サニー・パワール

 

『T2 トレインスポッティング』(2017年4月7日公開)


90年代に一世を風靡したドラッグまみれの若者たちの英国青春映画『トレインスポッティング』が20年ぶりに復活。オリジナルメンバーが揃って出演しています。新作が20年前の前作の続きっていうのがいい! 大金を持ち逃げして20年ぶりにエジンバラに戻ってきたレントン(ユアン・マクレガー)。昔の仲間に再会すると想像通りにイケてないという……。

20歳も年を取ったのにあいかわらず悪ガキな4人達が巻き起こす大騒動。彼らの生きる世界は、今の時代を映し出していて、彼らも一緒に年を取っていたんだなとしみじみ。変わらない仲間っていいな~なんていう綺麗ごとですまないところが良いです。(公式サイト


監督:ダニー・ボイル 出演:ユアン・マクレガー、ユエン・ブレムナー、ジョニー・リー・ミラー、ロバート・カーライルほか

 

『メットガラ ドレスをまとった美術館』(2017年4月15日公開)


ニューヨークのMET(メトロポリタン美術館)で開催されるファッションとアートが融合したイベント「メットガラ」。US版「ヴォーグ」の編集長アナ・ウィンターが主催し、多くのセレブが集い、美しいドレスと芸術が溶け合う展覧会です。このイベントの舞台裏を追い駆けたドキュメンタリーが本作。

メイン人物はアナとメットのキュレーター、アンドリュー・ボルトン。すべてを任されたアンドリューがテンパリつつもキレることなくコトを進めていくところが大人だなと。またリアーナ、ジョージ・クルーニー、ジャスティン・ビーバーなど華やかセレブも登場。リアーナのギャラが凄く高いとか、セレブの席順に頭を悩ませるとか、搬入が遅くてすべてがギリギリとか、けっこうスリリングで見ていてヒヤヒヤ。ファッション界の表と裏を大いに楽しませてくれます。(公式サイト


監督:アンドリュー・ロッシ

 

『スウィート17モンスター』(2017年4月22日公開)


17歳、何もかもがムカつくという思春期のネイディーン(ヘイリー・スタインフェルド)は、大親友がなんと彼女の兄とお付き合いを開始し、ひっくり返りそうなほど驚く。「そんなの受け入れられない!」と怒り心頭のネイディーンは、イライラを担任教師にぶちまけるけれど……。

こじらせ女子のイケてない青春をこれでもかと見せてくれます。ネイディーンの毒吐きまくりの言動が痛くておかしい。彼女、余計なひと言が多いんだよね~みたいな。爽やかな恋愛、美しい友情なんて「はぁ?」という女子は必見。青春はダサくてみっともなくて悔しいもんなんだという現実を突きつけられつつ、なんだか懐かしい気持ちになれます。(公式サイト


監督:ケリー・フレモン・クレイグ 出演:ヘイリー・スタインフェルド、ウディ・ハレルソン、キーラ・セジウィック

 

『帝一の國』(2017年4月29日公開)


将来は総理大臣になって「帝一の國を作りたい」という野心を持った高校生の帝一(菅田将暉)は、超名門の海帝高校の生徒会長になり、将来は内閣入りをと考えています。ところが、エリート生徒たちはみんなトップを目指しており、足の引っ張り合いが始まる~という同名漫画の映画化。

不良の対局にある優等生たちのお勉強と生徒会選挙のバトルが楽しい! 劇画顔の菅田将暉はじめ、キャストがイケメン揃いでなおかつ女子率、恋愛率低めのコメディ。思い切り男祭りを楽しめる眼福映画です。(公式サイト


監督:永井聡 出演:菅田将暉、野村周平、竹内涼真、間宮祥太朗、志尊淳、千葉雄大ほか。

 

番外編『ムーンライト』(2017年3月31日公開)


アカデミー賞授賞式の作品賞発表でのトラブルが作品賞受賞作より目立ってしまったのは残念だけど『ムーンライト』が作品賞を受賞したことで、日本での公開が4月から3月に早まったのです! なので3月公開だけど、今回は10作目の番外編としてご紹介。

黒人青年の歩んだ半生を幼少期、思春期、青年期の3部作で描いています。母親がドラッグ依存症で家に男を連れ込み、学校ではゲイだといじめられ、帰る場所がないシャロン。そんな彼を助ける男を演じたマハーシャラ・アリが本作でアカデミー賞助演男優賞を受賞しました。カリスマ性、フェロモン、父性を重ねあわせた演技ですごいインパクト! シャロンをとりまく世界は厳しいけど、映像は美しくしっとりと味わい深い。私小説を読むように見る映画です。(公式サイト


監督:バリー・ジェンキンズ 出演:トレヴァンテ・ローズ、アンドレ・ホランド、ジャネール・モネイ、アシュトン・サンダーズ、ジャハール・ジェローム、アレックス・ヒバート、ナオミ・ハリス、マハーシャラ・アリほか