NYダウは2万ドルを超えて上げていくのか?

2万ドル目前のNYダウ!ここから大きく上昇していくのか!?

2万ドル目前のNYダウ!ここから大きく上昇していくのか!?

2017年新年初週の米国市場はダウが2016年末比で201ドル高となり上昇して始まりました。主要トレーダーが冬休みから帰ってきたため、出来高は大きく増加しています。 ニューヨークダウ、S&P500、ナスダックの米国主要株価3指数は2016年最終週の一週前に揃って週足終値での過去最高値をつけました。2016年は2年ぶりに3指数揃っての上昇、そして高値圏で終える良い形となりました。S&P500指数という超大型株指数に年間投資したとすると、配当と合わせ計+12%ほどのリターンとなります。米国株投資にとってかなり良い年だったのではないでしょうか。

米国株については良い形で終えたことと、何より長年足踏みしていた長期停滞ゾーンを上に抜けたことが非常に重要と思います。ニューヨークダウで言えば1万8000ドル少し上の所でオバマ時代後半に停滞していたところです。大統領選後に起きたこの歴史的な上抜けは、長期展望にとって重要と考えています。2000年までに1万2千ドルを達成したダウは、それ以降の平均インフレ率(年率2%)を考えると、実質的にはほとんど上昇せず、長期停滞を続けてきたとみることができます。
  

成長加速とROEの上昇がトランプ相場の鍵

長期的な上抜けが起きたのは大統領選挙後であり、2017年はトランプ相場元年を占う重要な年となります。同氏の規制緩和、大規模減税政策の期待感により、各種投資家及び消費者信頼感(景況感)指数は最高レベルに達しています。このことで相場心理が強気に傾き、市場の好パフォーマンスと相まってFRBの利上げをスムーズに履行させることにもなりました。2016年にFRBが何度も利上げを躊躇し、後退したのはこうした活力・強気心理がなかったため、経済が弱々しく腰折れする危険があったからです。利上げを吸収し、それを跳ね返しながら成長する経済が最も強い姿で、株価の長期上昇を生みます。日本のバブル期の定期預金は7%もあったのですが、それを撥ね除ける強さがあったのです。

具体的には、世界一高い米国の法人税を大幅に下げることで、その分だけ企業のマージン(純利益率)がアップします。これはROEの上昇、つまり株価の上昇に一番必要なことに直結します。さらに減税によってビジネス投資や消費、そして別途考えられているインフラ投資なども増え、さらに規制緩和が加わることで経済全体が活性化され、長期鈍化していた売上成長のリバイバルに繋がります。成長加速とROEの上昇がトランプ相場の鍵となります。
  

米国株相場は長期上昇波動に入ったばかり!?

米国株相場は超長期上昇波動に入ったばかりと見ています。1955~1965年、或いは1983~1999年のようなイメージです。ただし、長期ブレークアウトすれば、最初の年(=今年)に必ず大きく上昇するとは限りません。長期の中でも下がる年、騰がらない年はあり、行き過ぎたところでは87年のブラックマンデーのようなことも起こりえます(最終的に日米ともこの暴落を吸収して上昇を続けましたが)。長期と短期は常に別に考える必要あり、そして短期的には何が起こるか分からないのです。またトランプ氏の政策はバラ色ばかりでもなく、自国利益優先策と各国との摩擦がどのようになるのか、今後を見ていかなくてはなりません。結論として、長期上昇イメージを持ちながら、具体的には毎週相場を確認していく作業となります。

参考:米国株通信

※記載されている情報は、正確かつ信頼しうると判断した情報源から入手しておりますが、その正確性または完全性を保証したものではありません。予告無く変更される場合があります。また、資産運用、投資はリスクを伴います。投資に関する最終判断は、御自身の責任でお願い申し上げます。