高額資産保有世帯が平均貯蓄額を押し上げている

ある人とない人の貯蓄格差が広がっている!?

ある人とない人の貯蓄格差が広がっている!?

金融広報中央委員会が実施した「家計の金融行動に関する世論調査(2人以上の世帯、2017年11月)」によると、日本人の金融資産の保有額、ひらたくいうと貯蓄額の平均値は1151万円で、1年前の2016年より73万円減ったことがわかりました。

平均値は、少数の高額資産保有世帯によって大きく引き上げられることがあります。このため、平均値だけで見ると、多くの世帯が実感とかけ離れた印象を持ちます。今回の調査は、先に触れたように平均値は1151万円でしたが、全世帯のうち70%弱が平均値より貯蓄額が少なかったのです。つまり、貯蓄をたくさん持っている世帯が平均額を押し上げているということですね。

そこで、一般的な家計像を捉えるため、「中央値」という値を用います。これは、貯蓄額の少ない順(または、多い順)に並べたとき、真ん中に位置する世帯の貯蓄額のことです。今回の調査の中央値は「380万円」でした。ですから、380万円の貯蓄を持っていれば普通ということです。
 

50代以上で貯蓄0円世帯が30%前後も!

貯蓄がたくさんある世帯があれば、まったくない0円世帯もあります。全年代の貯蓄0円世帯は約31%もあるのです。年代別に見ると――。

●20代………35.6%
●30代………33.7%
●40代………33.7%
●50代………31.8%
●60代………29.4%
●70代以降…28.3%

40代までは、子どもの教育費や住宅購入費などがかかって貯蓄がないのは仕方ないと思えなくもないのですが、50代以上で30%前後も貯蓄0円世帯があるとは!?

50代はまだ現役で収入はそれなりにあるでしょうから、この年代で貯蓄0円とは何があったのでしょうか?60代・70代の人たちは、どうやって生活しているのでしようか?公的年金だけで生活費を賄えているのでしょうか?それとも、働いて公的年金の不足分を補っているのでしょうか?なかなか厳しい生活をしていらっしゃるのではないかと、想像してしまいます。

50代過ぎて貯蓄なしはあり得ないので、皆さんはそうならないよう計画的に貯蓄をしてくださいね。

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