大丈夫か!?50代の老後資金準備

老後資金の準備がないまま高齢になると、どうなる?

老後資金の準備がないまま高齢になると、どうなる?

前文で紹介した調査は、金融広報中央委員会が、2016年2月から3月にかけて全国の18歳~79歳の個人2万5000人を対象に、インターネットで行った「金融リテラシー調査」です。18歳以上の個人の金融リテラシー(お金の知識・判断力)の状況把握を目的とした、日本初の大規模調査です。

この調査中の「50代の老後への準備」の意識をピックアップしてみます。45.6%が老後資金の必要性を認識しておらず、62%が資金計画を立てていません。さらに、資金確保ができていない50代は72%もいます。

この人たちは、退職金と公的年金があれば老後に必要なお金を賄えると思っているのでしょうか?それとも、生涯にわたって足りない分を補完できる収入のアテがあるのでしょうか? 後者であればいいですが、前者だと問題です。

現在でも、公的年金だけで毎月の生活費を賄えていない層が多く、貯蓄を取り崩しています。将来的に、公的年金は少子化の影響で減額していくのは避けられないため、取り崩す金額は増えそうです。
 

50代いっぱいが貯めドキなのに…

また、日本人の寿命は年々延びています。厚生労働省の調査によると、2015年の平均寿命は女性87.05歳、男性80.79歳です。寿命が延びる余地はまだあるそうなので、90歳超、100歳超まで生きる人の割合が増えるでしょう。そう、超長寿時代の到来です。

すると、老後の基本生活費は、寿命が延びる分、膨らみますし、医療・介護にかかるお金も増えそうです。

一方、長寿化に伴って、国や会社もそれなりの手を打っていて、定年年齢は少しずつですが延長されています。しかし、60歳以降も50代と同じ給料水準または昇給していくことは考えにくいですから、60歳から段階的に給料が下がっていくでしょう。つまり、老後資金の貯めドキは50代いっぱいということです。

50代で貯め切れない人は、今から節約をして家計サイズを縮小しておくことと、生涯現役で働く覚悟でキャリアプランを考えておきましょう。そして、後に続く40代以下の人は、このことを肝に銘じて老後の準備をしてください。