お互いの「当たり前」が違い過ぎるとトラブルに

悩めるOL風女性

「普通」「常識」は人によりけり。完全一致は無理でも、似ていることが多いほうが悩みも減りそうですよね

「普通は○○するものでしょ!」「○○なのが当たり前だろ」。その人にとっての「普通」や「当たり前」が異なるために揉めること、ありますよね。どんな感覚が似ているとカップルとして長く続きやすいのでしょうか。

今回はあるカップルのストーリーから、考えてみます。


新規プロジェクトを任され仕事のことで頭がいっぱいの正和。つきあい始めて半年になる麻友の誕生日の夜に、うっかり接待の予定を入れてしまいました。ちゃんと謝罪し、前日か翌日の夜に二人で祝うことを提案してみると、麻友は「私のこと好きじゃないのね! フツウなら彼女の誕生日の予定は空けておくものよね?」と激怒。

一方、正和はそこまで怒られることにびっくり。「僕の仕事を理解していると言ってくれていたのに」と落ち込んでしまいます。悪気はないのです。

実は、この二人、育ってきた環境が全く違います。

誕生日を毎年、家族に祝ってきてもらった麻友は、彼氏ができたら当然、当日に彼に祝ってもらえると思っていました。でも、彼氏の正和は、誕生日に特に何もイベントをしない家庭で育ってきたのです。

「誕生日や記念日が女性にとって重要」という暗黙の恋愛ルールについては、さすがに男性にも浸透してきているかもしれません。でも、こういったお互いの「当たり前」や「普通」、つまりその人にとっての「基準」が異なるために揉めることはよくありますよね。

チェックしたいポイントを5つに絞ってお伝えします。

 

似ているとうまくいく5つのチェックポイント

悩めるビジネスマン

想いはあっても、描く未来が違うと、距離感を感じる日が来るかもしれません

以下の5つが似ているとお互いに尊重し寄り添いやすいでしょう。それぞれについて見ていきます。

1. 未来の理想
 

  • いつかこんな暮らしがしたい
  • 将来こんな男(女)になりたい
  • 結婚したらこんな夫婦になりたい


「理想」が似ていることは、二人で寄り添って歩いていくうえでゴールや目的が似ているということ。身につけたいことや、なくしていきたい習慣など、やりたいことが似ているということでもあります。

「目指す場所」が似ていることは、長く続けていくうえで重要です。前出の事例のように育ってきた環境がかけ離れていると大変ですが、目指す場所が似ていて、お互いに愛情があれば乗り越えられるはずです。


2. モラル
 

  • タバコのポイ捨て
  • 置き傘を無断使用する
  • お年寄りに席を譲ったことがない


こういったモラル(倫理観・道徳意識)の違いは簡単に埋まるものではありません。特に結婚を望むならモラルの違う相手はNG。

モラルは、無意識に持っている「生きるルール」。後々、大きく違和感を感じ別れる可能性が高いでしょう。


3. 価値観

まとまった臨時収入があった時に、貯金したい彼と、たまには二人で海外旅行がしたい彼女。

いずれ田舎暮らしをしたい夫と、便利で賑やかな都会が大好きな妻。

人間関係、一人の時間、お金、慣習……何を大切にしているかはそれぞれ違います。「大切」だと感じるポイントが違うことは、気持ちの温度差につながる可能性があります。


4. ときめきポイント

いっしょにいて「ワクワク」すること。つまりときめくポイントが似ていると、「もっともっといっしょに何かしたい!」と思えます。

筆者は現在の夫とは、二人で「こんなところに旅したいね!」「今度、こんなことしてみようよ」というワクワクがそっくり。自然と二人でいる時間も長くなりますし、二人の関係を楽しいと思えるのです。

違いがあるとどうしても別行動が増えていきます。それがほどよい距離感となることもありますが、溝を生む危険性も。無理に合わせて行動をともにしたほうがいいという話ではありません。あくまでも二人ともがワクワクしていることが重要です。


5. 笑いのツボ

意外に重要なのが「笑いのツボ」。映画やテレビを見ている時に、仲のいいカップルは、同じ場面で笑ったり似た反応をすることが多いもの。

「面白い」を共感できると、楽しい気持ちが伝染し二人の仲が深まりやすいのです。

「面白い」を共感できない異性との溝は埋まりにくいでしょう。特に「モラルに関わる面白さ」が違う場合、結婚や子育てをするうえで違和感を感じてしまうケースが多いでしょう。

 

「当たり前」に温度差があると互いに感謝しにくい

自転車ツーリングを楽しむ二人

カップルというものは、自分だけを見ていても、相手だけを見ていても、長続きするわけではありません。二人を客観視できる視点が必要です

この5つのポイント以外にも、
 

  • 彼氏は彼女に奢るもの
  • 女は料理が得意なもの


など「異性に対する固定観念」も「当たり前」の基準となりがちです。最初に紹介した事例も類似しています。

「ありがとう」の反対は「当たり前」といわれています

「当たり前」だと思うことに対して「ありがとう」という気持ちは生まれにくいもの。つまり、互いの「普通」が違い過ぎると、相手に対して「ありがたいなぁ」と感謝の気持ちを持てない可能性があります。

さらに「当たり前」は相手への「期待」にもつながります。感謝どころか「できないこと」に対する批判にもなりかねません。

お互いの存在に感謝し大切にし合える関係を育んでいきたいのなら、自分や相手がどんなことを「当たり前」だと感じているのか、一度、セルフチェックしてみてもいいかもしれませんね。