お金持ちは月に2回しか銀行ATMを使わない

「お金が寄ってくる人、お金に好かれる人には共通の特徴や習慣がある」と言うのは税理士として独立し、多くの経営者を見てきた税理士の亀田潤一郎さん。お金が寄ってくる人の習慣を真似ることで誰もがお金に好かれる体質になれると話します。

かくいう亀田さんも、昔はお金が貯まらない浪費体質だったとか。それがお金に好かれる人たちの習慣を真似することで激変した体験者です。今回の連載では、そんな亀田さんに、財布の使い方から人付き合い、時間の使い方まで、お金に好かれる人の習慣を色々な角度から伺いました。誰でもお金に好かれる体質になれるという亀田さん。そのインタビューをお送りします

お金持ちがATMでお金を引き出すのは月1~2回!

お金持ちの財布、思考はともに「シンプル」

お金持ちの財布、思考はともに「シンプル」

結局、お金持ちの人の行動原理はシンプルであるということに尽きると思います。極力無駄を省き、浪費を避け、支出を絞るとともに、資産運用にしても仕事にしても目標を立ててそれに向かってブレずに進むことができる。考え方も行動も非常に明快でシンプルなのです。

長財布でカードをデトックスしてスッキリと使うのも、生活や行動をシンプルにしたという結果だということもできます。ポイントカードをできるだけまとめる、クレジットカードを使わない。キャッシュカードを1枚にするのもその表れです。

時間の優先順位を決め、それに従って時間の先取りをするのも、ダラダラ時間を減らし、余計な付き合いや飲み会を減らすのもシンプル化の1つといえるでしょう。

断・捨・離が一時流行りましたが、お金持ちの人ほど身の回りに無駄なものを置いていません。本当に必要なものを長く使う。だからお金持ちの人の家に行くと、モノが少なく、非常にスッキリとしています。まさに財布の使い方と一緒。

そういう人は自分の生活や行動に一定のルールをしっかりと決めています。たとえばあなたは毎月何回銀行のATMからお金を引き出すか決めていますか?

お金持ちの人は月に1回とか2回としっかり決めています。しかも下ろす金額も決めている人がほとんどです。

お金の貯まらない人ほど、無計画に使うだけ使ってその都度コンビニのATMからちょこちょことお金を引き出します。手数料もかかるし、何より自分がどれだけ使っているか、見えにくい。結果無駄なお金がたくさん出ていくことになります。

行動がすっきりとしている。ルール化されていて明快である。これまで5回にわたってお金持ちの人の共通点を探ってきましたが、その根本的な行動原理を見極めると、どうやらこういう言葉になりそうです。

では、なぜお金持ちの人はすべてにわたってシンプルにできるのでしょう? それは自分にとって大切なものは何か?

本当に必要なものは何かがしっかり分かっているから。だから余計なものに目を移す必要がない。自分にとってのスペシャルワンが何かを分かっているのです。

自分自身をよくわかっていて、軸がブレないというのがお金持ちの人の共通している特徴。そういう人だからこそ他人から信頼を得て、人間関係が広がる。自分自身をよくわきまえず常に軸がブレてしまう人と、しっかり軸があってブレない人。あなたならどちらの人と付き合いたい、仕事をしたい、と思うでしょうか? 聞くまでもありませんよね?
 

お金を運んでくるものは「人の縁」

税理士・亀田潤一郎さん

税理士・亀田潤一郎さん

結局お金は誰が運んでくるか?人でしかありません。軸がブレずシンプルに明快に生きている人には人が集まる、人が集まるから自然にお金が集まる。この好循環ができてくる。お金に好かれない人は信頼されず人がなかなか集まらない、お金も集まらないという悪循環となるわけです。

自分にはとてもシンプルで明快に生きられるような軸がない?それほど難しく考えることはありません。私自身、若い頃は方向性も軸も定まらず場当たり的な人生を送っていました。でも、本当に単純なところで、お金持ちの財布とその使い方を真似したところから、変化と転機が訪れました。

野球でもゴルフでも、まず上手な人のフォームを身につけます。お金の使い方、お金持ちへの道もそれと一緒だと思います。お金に好かれる人になりたければ、お金に好かれている人のやり方、フォームを真似すればいいのです。そこから自ずと習慣が変わり、意識が変わっていく……。

ぜひ、これまでのお金持ちの人に共通する習慣を、あなたも真似してみてください!

取材・文/本間大樹