年始の「挨拶回り」のマナー

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意外性はないけど、日持ちのするクッキーも○。食べておいしく、話題性のあるものなら、好印象間違いなし。


あなたの勤務先では、年始の「挨拶回り」の習慣はありますか?「挨拶回り」とは、仕事始めの後、直接取引先などに伺って新年のご挨拶をするものです。その際に持参するのが「お年賀」。タオル、クッキーなどの菓子折り、コーヒー・紅茶などを選ぶことが多いようです。お年賀の選び方やのし書きのマナー、渡すタイミングについてご紹介しましょう。
 

お年賀を選ぶ前に確認すべきこと

伺う先の部署の人数
担当者への個人的な贈り物は避けるようにし、同じ部署の皆さんで食べられる、分けられるものを選びましょう。

冷蔵庫の有無
アイスクリームや、冷やして飲んだ方がよい飲み物を贈る場合は、冷蔵庫がないとかえって迷惑になることもあります。もちろん『御社に冷蔵庫はありますか?』とは聞けないので、日頃、訪問した際などにさりげなくチェックするしかありません。わからない場合は、冷やす必要のない手土産を選びましょう。

賞味期限をどれくらいのものにするか
年末休みの直前に持参して、すぐに食べないと消費期限が切れてしまうお菓子などを贈るのは、あまりに配慮が足りません。年始も挨拶品が贈られるシーズンですから、ある程度日持ちのするものの方がよいでしょう。ケーキや生菓子など、すぐに食べないといけないものを同時に複数のもらって……という話もよく聞きますが、いくら甘いもの好きな人でも毎日食べ続けるのは苦痛ですよね。
 

手土産選びのポイント

仕事中でも簡単に食べられるもの
仕事中に飲んだり食べたりできるものが良いですね。個別に包装されたお菓子などが喜ばれます。一口で食べられるチョコレートもいいでしょう。

手間のかからないもの
ケーキをホールで持参すると、誰かに「切り分けて」もらわなければなりません。カットが必要なお菓子やフルーツのように手間がかかるものは避け、忙しい時でもさっと食べられるものを選ぶようにしましょう。

間に合わせのお店で買わない
どうしても時間がない場合は仕方ありませんが、『近所で買ってきました』というような印象を与えては、せっかくのご挨拶も台無しです。特に先方の会社の近くのお店で買うと、『あそこで買ってきたんだな』とわかてしまいます。さらに、いつも先方が使っているお店なら、値段までわかってしまいます。

当然ですが、食品系企業の場合、ライバル社のものは贈らないよう注意してください。
 

喜ばれる手土産・お年賀

期間限定、地域限定、要予約の品など
あなたの会社の近くでしか手に入らないものや、あなたの会社のある地域でしか販売されていない評判のお菓子など、先方が入手したいと思っても、手間をかけてわざわざ足を運ばないと入手できないような、『特別さ』のあるものが喜ばれます。

ぬくもりを感じるようなもの
温かさがまだ残っているような、焼きたてのどらやき・鯛焼きなども喜ばれます。

季節を表した上生菓子
お正月なら、おめでたいものをモチーフにした上生菓子もいいでしょう。和菓子ならカロリーも控えめですし、見た目にも美しいので、楽しんでもらえそうです。

食べ物でなくてもOK
もちろん、絶対に食べ物でなくてはならないわけではありません。特にお年賀が多く、食べ物が集まっているであろうと予想される場合には、社員で分けられるような、きれいな石鹸なども喜ばれるでしょう。
 

お年賀の訪問時のマナー

お年賀の訪問はいつまでにする?
1月15日の小正月までに済ませるようにします。

のし書きは必要?
のしは付けるのが基本です。のし紙の表書きは『お年賀』とし、水引の下に会社名を入れます。包装紙の上からかける場合と包装紙の下にかける場合がありますが、包みを開けなくてもどこからの贈り物かわかるよう、手間を取らせないという意味で包装紙の上からかけることが一般的です。

渡すタイミング、渡し方
先方に渡すタイミングは、担当者が椅子に座る前か、座った直後です。紙袋に入れて持参しますが、渡す際は、紙袋から出すのを忘れずに。先に応接室に通されて担当者が来るのを待つ時間があれば、その間に紙袋から出しておきましょう。出した手土産は、ソファの上か、テーブルの下座(ドアに近いところ)に置いておきます。渡す際は、相手に正面を向けて差し出します。紙袋は置いたままにせず、たたんで持ち帰ります。

贈る時のフレーズ

  • 心ばかりのものですが
  • ほんの気持ちですが
  • よろしければ

などに続けて、『どうぞ、みなさんで召し上がってください』と言います。

事前に連絡して、長居はしない
年始の忙しい時期ですから、先方の時間や手間を取らせないようにしましょう。訪問の前に電話するなどして、『ご挨拶だけさせていただいて、すぐに失礼いたします』と伝えましょう。訪問先で「お茶でも」とすすめられても、『まだ、回るところがありますので』と遠慮するようにします。年始回りは、お互いによい関係でお仕事のスタートを切るための儀式です。でも、単なる儀式ではなく、あなたの『心遣い』を感じていただけるようなご挨拶にしたいものですね。

担当者が不在だったら
忙しい時期ですから、あいにく担当者が不在、ということもあります。その場合は、赤ペンで「年賀」と書いた名刺を添えて、手土産を置いていきましょう。