2022年は「値上げの年」といわれるほど、さまざまな物資の値上げが目立っています。電気やガソリンといったエネルギー関連、小麦や食用油などは生活の基本となるものに強く影響しており、今後も価格上昇が懸念されるところです。
日本トレンドリサーチは2月13~15日、全国の男女1000人を対象に「値上げに関するアンケート」を実施しました。身近な生活でどのような影響があったのか、合計8つの質問から調査したものです。
本記事では、「値上げで生活に影響が出たもの」と「値上げしてほしくないもの」を中心に紹介します。
2人に1人が回答「値上げで生活に影響出たもの」、2位はガソリン、1位は?
「値上げで自身の生活に影響が出たもの」を複数回答式で聞いたところ、3位は「ガス」(38.1%)、2位は「ガソリン」(50.6%)、1位は「電気」(60.0%)でした。4位には「水道」がランクインしており、電気、水道、ガス、ガソリンと生活インフラへの影響が大きいことが分かりました。特に1位の電気は6割、2位のガソリンは5割と過半数を超え、2人に1人は値上げの影響を感じているようです。
「もっとも値上げしてほしくないもの」、2位のガソリンに2倍差をつけた1位は?
「もっとも値上げしてほしくないもの」の回答結果を見ると、最も多かったのは「電気」で44.6%でした。2位「ガソリン」(20.2%)、3位「たばこ」(7.0%)と続き、電気とガソリンが3位以下に大きな差を付けています。
2位に2倍以上の差を付けた「電気」と回答した人のコメントを見ると、「オール電化だから」「生活に必須なうえ、節約が難しいから」「リモートワークで冷暖房費がかかる」といった声が寄せられています。
「ガソリン」と答えた人からは、「車がないと生活できない地域なので」といった、自身の生活に直結することとして問題視しているもののほか、「ガソリン単体の問題だけではなく各商品の輸送コストにも直結する問題なので」など、生活全体に影響するものとして捉えている人の声もありました。
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